ComfyUIをワンコマンドで動かす環境構築を試した話

鈴木 蓮
鈴木 蓮 20代・ ソフトウェアエンジニア
先週末、ちょっと時間があったのでローカルで画像生成を動かそうと思い立った。
ComfyUIは前から気になっていたけど、Docker周りの設定とCUDAのバージョン合わせが面倒で後回しにしていた。
そんなときに見つけたのが「Puget Systems Docker App Packs」だった。

ワンコマンドで環境が立ち上がるのは本当だった



リポジトリを見ると、やることはこれだけ。

curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Puget-Systems/puget-docker-app-pack/main/setup.sh -o setup.sh && bash setup.sh

実行するとインタラクティブなウィザードが起動して、NVIDIA Container Toolkitを入れるか聞いてくる。
自分の環境はWSL2 + Ubuntu 24.04 + RTX 2060 SUPERだったので、そのまま「Y」で進めた。
フレーバー選択で「comfy_ui」を選んで、モデルは「SDXL Turbo (FP16)」を選択。
VRAM約3GBで動くやつで、自分の8GBのGPUでも余裕のはず。

ダウンロードとコンテナビルドが終わると `http://localhost:8188` でComfyUIが立ち上がっていた。
正直30分くらいはかかると思っていたので、拍子抜けするくらいスムーズだった。

エンジニアとして気になるのはここ



ただ、使ってみて「これで終わり」とは思えなかった。
このツールはあくまで「最初の一歩を楽にする」もので、実務に使うには別の話になる。

たとえば個人開発のプロジェクトにComfyUIを組み込むなら、docker-compose.ymlを自分で管理したくなる。
Puget Systemsが生成してくれるcompose設定がどういう構造なのかを確認したら、思ったより素直な書き方だった。
ベースとして流用できる部分は流用して、自分のリポジトリに取り込めばいい。

もう一つ気になったのが `team_llm` というフレーバーの存在。
チーム向けのローカルLLMサーバーを想定しているらしく、Open WebUIも選択肢に入っている。
APIコストが気になってきた今のタイミングで、社内にローカルLLMを立てる選択肢を真剣に考え始めていた。
そのプロトタイプを週末に試すのに、このツールはちょうどいい入り口になりそうだと思っている。

要件としてはNVIDIA GPU 8GB以上・CUDA 12.6以上が推奨になっているので、チームのマシンスペックを確認するところから始める必要はある。
ただし最低条件はDockerが使えるx86_64環境なので、CPU環境でも一応動く構成は作れる。

このツールで感じたのは「環境構築の摩擦を下げること」が思った以上に効いているということだ。
自分は普段から環境周りは自力で解決できるけど、それでも「面倒だから後回し」にしていた。
その後回しをなくすだけで、試せるものの数が増える。

来週、`team_llm` フレーバーでOpen WebUIをローカルに立てて、チームに見せてみるつもりだ。

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