「先生、AIって使えますか?」という質問に答えるための最新事情

佐藤 麻衣
佐藤 麻衣 30代・ 税理士
先日、飲食店を経営している顧問先から「先生、AIって今どれくらい進化してるんですか?」と聞かれた。
スマートフォンで動画を見ながら仕込みをしている社長で、ITに対する感度は意外と高い。
その質問がきっかけで、自分もAIツールの最新動向を改めて調べなおしてみた。

そのとき目に留まったのが、OllamaというAIをローカルで動かすためのツールの最新バージョン「v0.20.3」のリリース情報だ。
Ollamaはインターネット上のサービスに依存せず、自分のパソコン上でAIを動かせるのが特徴のツールで、エンジニアや技術系の人たちの間でよく使われている。
今回のアップデートでは、GoogleのAIモデル「Gemma 4」のツール呼び出し機能が改善されたとある。

「ツール呼び出し」って何が変わるの?



ツール呼び出しというのは、AIが会話をしながら外部のシステムや機能を操作できるようにする仕組みのことだ。
たとえば「今日の売上を確認して」と話しかけたら、AIがPOSシステムやクラウド会計と連携して数字を引っ張ってくる、みたいなイメージ。
飲食店の社長に説明するなら「LINEで指示を出したら帳簿を見てくれるスタッフが増えた感じ」と言うと伝わりやすい。

Gemma 4はGoogleが無料で公開しているAIモデルで、今回の改善でこのツール呼び出し機能がより正確に動くようになったらしい。
v0.20.3ではそれ以外にも、OllamaのアプリケーションへのAIモデルの追加や、OpenClawというTUI(テキスト画面インターフェース)の起動まわりの修正も含まれている。

顧問先への説明はシンプルに切り替えた



こういう話を顧問先にそのまま伝えても、正直あまり意味がない。
社長が知りたいのは「うちの店で役に立つか」という一点だけだから。

それでも自分がこういう情報を追っている理由は、顧問先からの「これ使えますか?」に即答できるようにしておきたいからだ。
AIの進化は早くて、半年前の知識ではもう話にならないことも多い。

飲食店の社長には「今は試す段階より、何に使うかを決める段階ですよ」と伝えた。
AIツールが進化すればするほど、「どう使うか」を考える人間の役割は大きくなる。
その「どう使うか」を一緒に考えることが、顧問先にとっての自分の価値だと思っている。

クリニックや建設業の顧問先からも似たような相談が増えてきている。
AIが「ツールを呼び出せる」ようになると、既存のシステムとつなぎやすくなる。
それはつまり、freeeやマネーフォワードとの連携も、将来的には現実味を帯びてくる話だ。

今すぐ何かを導入する必要はないけれど、「AIはどこまで来ているか」を把握しておくことは、顧問先への助言の精度に確実に影響する。
自分は来週、飲食店の社長と一緒に「実際にどんなAIツールが業務に合いそうか」を整理する時間を作るつもりだ。

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