AIが広まるほど得する会社がある。うちには関係ある?

田中 正雄
田中 正雄 50代・ 製造業・代表取締役
「AIが普及すればするほど儲かる会社」という話を聞いた。
Vercel(バーセル)というアメリカの会社で、評価額が1.5兆円にもなるらしい。
AnthropicのClaudeというAIが使われるたびに、間接的に恩恵を受ける仕組みだという。

AIツールを動かすためのインフラ、いわば「AIの舞台裏を支える会社」だ。
AIが広まると、そのインフラ需要も一緒に伸びる。
なるほど、直接AIを作らなくても儲かる構造があるわけだ。

「うちは製造業だから関係ない」と思ったら少し待ってほしい



この話を聞いて最初に思うのは、「IT企業の話でしょ」という感想かもしれない。
私もそう思いかけた。
でも少し考えてみると、これは製造業にも同じ構図が起きていると気づく。

例えば、AIを使って見積書を自動で作るサービスが広まったとする。
そのサービスを使う会社が増えるほど、帳票のフォーマットや基幹システムとの連携を担う会社が潤う。
AI本体ではなく、その「周り」が動く。

製造業で言えば、加工をする会社よりも、治具や刃具を供給する会社が安定して儲かる構図に似ている。
AI時代も、「主役の周りにいる会社」が実は強い。

で、うちの会社にとって何が変わるの?



Vercelの話に戻ると、要するに「AIを使う人が増えるほど、AIインフラが必要になる」ということだ。
これは中小製造業にも同じことが言える。
AIを使いこなせる会社と、そうでない会社の差が、これから3〜5年で開いていく可能性がある。

「うちには20人しかいないし、IT担当もいない」という状況はよくわかる。
ただ、今のAIツールはかなり簡単になってきた。
例えば、受発注メールの返信文を自動で下書きしてくれるだけで、1日30分は浮く。

月に換算すると10時間以上だ。
人件費に換算すれば、数万円のコスト削減になる。
導入費用がかからないツールも多い。

Vercelのようなインフラ会社が評価額1.5兆円になれた背景には、「AIを使う人が確実に増えている」という現実がある。
中小の製造業でも、同じ波は来ている。
早めに小さく試した会社が、3年後に「あのとき始めておいてよかった」と言うのだと思う。

まず1つだけ試してみてほしいのは、日常業務の中で「毎日同じ文章を書いている作業」を探すことだ。
そこが、AIを使い始める一番自然な入り口になる。

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