先週、飲食店を経営している顧問先の社長から「最近、無料ウェビナーの案内がたくさん来るんですけど、行く意味ありますか?」と聞かれた。
正直、私もちょうどWeb担当者Forumの記事を読んでいたところだった。4月第4週(4/20〜4/24)だけで93件のウェビナー情報がまとまっているのを見て、自分も少し驚いていたからだ。
その飲食店の社長、月商800万円くらいの繁盛店を3店舗やっていて、Instagramの運用は自分で頑張っている。それ自体はいいと思う。ただ、「無料だから」という理由だけでウェビナーに参加して、結局何も変わらないというパターンを、顧問先で何度も見てきた。
今回紹介されていたセミナーの中に、シナジーマーケティングが主催する「AI時代、なぜマーケと営業は噛み合わなくなるのか」というウェビナーがあった。4月20日の開催で、時間はなんと20分。こういうコンパクトなものは、忙しい経営者でも入りやすい。ただ、それが「自分のビジネスの何を変えるか」まで考えてから参加しないと、インプットで終わる。
私がその社長に伝えたのは、「参加する前に1つだけ質問を決めてほしい」ということだ。「Instagramで集客が伸び悩んでいる。どんな投稿が今効くのか」でも「スタッフが離職するたびにSNS運用が止まる。仕組み化できないか」でもいい。具体的な問いを持って参加するかどうかで、同じ20分でも全然違う。
もう一人、私の顧問先に内装系の建設会社を経営している方がいる。その方から「SEOとかAI検索とか、うちに関係ある話ですか?」と聞かれることが多い。
今回のまとめにはCINCが主催する「AI Overviews対策の始め方」というウェビナーもあった。4月20日から24日の期間限定配信で、KPI設計まで解説してくれる内容らしい。建設会社でも、施工事例をホームページに載せている会社なら、AI検索にどう表示されるかは無関係じゃない。「うちには関係ない」と思っている経営者ほど、実は影響を受けているケースがある。
ただ、だからといってその社長に「このセミナー受けてください」とは言わない。私が先に内容を確認して、「この部分だけ知っておいてほしい」とかみ砕いて伝えるのが私の仕事だと思っている。顧問先が情報の海で溺れないようにするのも、税理士の役割のひとつだ。
飲食店の社長への答えはこうした。「行くのはいいけど、参加後に私に3行で報告してください。それができないなら、今月は行かなくていいです」。
ちょっと厳しいかもしれないけど、これが一番効く。アウトプットを前提にするだけで、インプットの質が変わる。93件ものウェビナーが1週間に開催されている時代、全部に目を向けていたらキリがない。選ぶ基準を持っていないと、学んでいる気になっているだけで終わる。
顧問先がセミナー情報を持ってきたとき、「使えますか?」という問いに答えられるかどうか。それが試されている気がした。あなたの顧問先は、情報をどうやって選んでいるだろうか。
正直、私もちょうどWeb担当者Forumの記事を読んでいたところだった。4月第4週(4/20〜4/24)だけで93件のウェビナー情報がまとまっているのを見て、自分も少し驚いていたからだ。
「無料だから」で参加するのは、そろそろやめてほしい
その飲食店の社長、月商800万円くらいの繁盛店を3店舗やっていて、Instagramの運用は自分で頑張っている。それ自体はいいと思う。ただ、「無料だから」という理由だけでウェビナーに参加して、結局何も変わらないというパターンを、顧問先で何度も見てきた。
今回紹介されていたセミナーの中に、シナジーマーケティングが主催する「AI時代、なぜマーケと営業は噛み合わなくなるのか」というウェビナーがあった。4月20日の開催で、時間はなんと20分。こういうコンパクトなものは、忙しい経営者でも入りやすい。ただ、それが「自分のビジネスの何を変えるか」まで考えてから参加しないと、インプットで終わる。
私がその社長に伝えたのは、「参加する前に1つだけ質問を決めてほしい」ということだ。「Instagramで集客が伸び悩んでいる。どんな投稿が今効くのか」でも「スタッフが離職するたびにSNS運用が止まる。仕組み化できないか」でもいい。具体的な問いを持って参加するかどうかで、同じ20分でも全然違う。
クリニックと建設会社では「刺さる情報」がまるで違う
もう一人、私の顧問先に内装系の建設会社を経営している方がいる。その方から「SEOとかAI検索とか、うちに関係ある話ですか?」と聞かれることが多い。
今回のまとめにはCINCが主催する「AI Overviews対策の始め方」というウェビナーもあった。4月20日から24日の期間限定配信で、KPI設計まで解説してくれる内容らしい。建設会社でも、施工事例をホームページに載せている会社なら、AI検索にどう表示されるかは無関係じゃない。「うちには関係ない」と思っている経営者ほど、実は影響を受けているケースがある。
ただ、だからといってその社長に「このセミナー受けてください」とは言わない。私が先に内容を確認して、「この部分だけ知っておいてほしい」とかみ砕いて伝えるのが私の仕事だと思っている。顧問先が情報の海で溺れないようにするのも、税理士の役割のひとつだ。
「先生、これ使えますか?」の答え方
飲食店の社長への答えはこうした。「行くのはいいけど、参加後に私に3行で報告してください。それができないなら、今月は行かなくていいです」。
ちょっと厳しいかもしれないけど、これが一番効く。アウトプットを前提にするだけで、インプットの質が変わる。93件ものウェビナーが1週間に開催されている時代、全部に目を向けていたらキリがない。選ぶ基準を持っていないと、学んでいる気になっているだけで終わる。
顧問先がセミナー情報を持ってきたとき、「使えますか?」という問いに答えられるかどうか。それが試されている気がした。あなたの顧問先は、情報をどうやって選んでいるだろうか。