PyCon US 2026にAIトラックが新設された話を聞いて考えたこと

鈴木 蓮
鈴木 蓮 20代・ ソフトウェアエンジニア
Simon WillisonのブログでPyCon US 2026の話を読んだ。来月、5月13日〜19日にカリフォルニア州ロングビーチで開催される。カリフォルニアでのPyConは2013年のサンタクララ以来らしい。それよりも気になったのは、今年から「AIトラック」と「セキュリティトラック」が新設されたという話だ。

AIトラックのセッション内容が思ったよりガチだった



金曜日のAIトラックのスケジュールを見ていたら、「Running Large Language Models on Laptops: Practical Quantization Techniques in Python」というセッションが目に入った。LLMをラップトップで動かすための量子化技術の話。正直これは気になる。自分も最近ローカルLLMを試しているけど、量子化のパラメータ選びが全然わからなくて、なんとなくGGUFのQ4_K_Mを使っている状態だ。

もうひとつ、「Don't Block the Loop: Python Async Patterns for AI Agents」も刺さった。今まさに非同期処理まわりで詰まっている。AIエージェントを組もうとすると、ツール呼び出しのawaitをどこに置くかで挙動が変わったりして、デバッグが地味につらい。セッション名だけでも「わかってる」感がある。

セッション一覧を見ると、ブラウザ上でのエッジ推論の話や、リアルタイム音声エージェントの話もある。AIまわりの話題がちゃんとインフラ・非同期・ハードウェアレベルまで広がっているのが面白い。

カンファレンスの「本体」はトークじゃない気がしてきた



Simonは「PyCon歴20年以上、2005年から参加している」と書いていた。そのうえで「トークよりオープンスペースに時間を使う」とも言っている。オープンスペースというのは、参加者が自由にテーマを設定して話せるアンカンファレンス的な枠らしい。DatasetteやAIエージェント設計についてのセッションを自分で起こしたいと書いていた。

これを読んで、自分のカンファレンスへの参加スタンスを少し見直した。登壇者の話を聞くだけで満足して帰ってくるパターン、正直多い。でも実際に使ってるライブラリのメンテナーと直接話せる機会って、スプリントやオープンスペース以外ではほぼない。今年の国内カンファレンスでもその動き方をしてみようと思った。

PyCon JPは秋にある。英語セッションのハードルを考えると、まずそっちで試すのが現実的だ。自分のチームでも非同期AIエージェントの設計を議題にしてみたい。誰かと話すことで整理される部分は確実にある。

ロングビーチに飛んでいくのは現実的じゃないけど、スケジュールを見るだけでもやるべきことが見えてくる。「量子化の選び方」と「asyncパターン」、この2つは今週中に手を動かして確認してみるつもりだ。

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