正直、最初に「32カ国・59サイト統合」という話を聞いたとき、「うちには全然関係ない話だな」と思った。三菱電機みたいな売上5兆円、グループ社員15万人の会社と、従業員45人の東北の建設会社じゃ、スケールが違いすぎる。
でも読み進めているうちに、なんか引っかかるものがあった。
三菱電機では2014年にGWIプロジェクトが始まるまで、現地法人がそれぞれ独自にWebサイトを運営していて、内容もデザインも統一されていなかったという。コーポレートロゴは一緒なのに、中身はバラバラ。連携もない状態だったと担当の粕谷氏が話していた。
これ、うちで言えば現場の連絡ツールの話にそのまま置き換えられる。LINEで動く現場、電話だけの職人さん、事務所はFAX。図面の最新版がどこにあるかも、人によって把握している場所が違う。「バラバラだけど一応回っている」という状態が、長年続いている。
三菱電機のプロジェクトで面白いと思ったのは、最初からIT部門だけで進めなかったことだ。IT戦略、経営企画、経理、国際、宣伝など各部門の部長クラスを「ステアリングコミッティー」として巻き込んで、「一部門が勝手にやる小さなプロジェクトではない」という位置づけを最初に作ったらしい。
うちでもDXとか建設ICTとか、そういう話は息子に丸投げしてきた。補助金の書類も、システムの選定も、現場のタブレット導入も。「わかった、やっといて」の繰り返しだ。
ただ、2024年問題で時間外規制がかかってから、現場の段取りを変えないといけない場面が増えた。工程管理を見直そうとしたとき、情報がどこにあるか誰も一元的に把握していない状態が、じわじわと問題になってきている。
三菱電機のケースで言えば、日本国内のサイトは「コンテンツ量が多すぎて、GWIプロジェクトと一括でやるには難しすぎた」として別運用だったそうだ。結局それが後回しになり、2023年に改めてAdobeのCMSへ移行するプロジェクトを立ち上げることになった。後回しにした分、手間が倍になったわけだ。
これ、耳が痛い。現場の情報管理を「難しいから後で」と言い続けていると、同じことになる気がしてきた。
三菱電機のプロジェクトで、デザイン発注をスウェーデンの企業に頼んだという話も出てきた。「日本で有名なデザイン会社より、グローバルで通用するものを」という判断だったらしい。外から見た目線を意図的に入れた、ということだと思う。
うちの話に戻すと、社内の情報の流れを整理するにしても、現場の人間だけで考えていると「今まで通り」になりがちだ。外部の視点を入れること、そして経営者である自分が「これは全社的な話だ」と旗を立てることが、たぶん最初の一歩になる。
息子に任せきりにせず、一度自分でも現場の情報管理の現状を聞いてみようと思っている。来月の幹部ミーティングで、議題に入れてみるつもりだ。
でも読み進めているうちに、なんか引っかかるものがあった。
バラバラに動いていたのは、うちも同じだ
三菱電機では2014年にGWIプロジェクトが始まるまで、現地法人がそれぞれ独自にWebサイトを運営していて、内容もデザインも統一されていなかったという。コーポレートロゴは一緒なのに、中身はバラバラ。連携もない状態だったと担当の粕谷氏が話していた。
これ、うちで言えば現場の連絡ツールの話にそのまま置き換えられる。LINEで動く現場、電話だけの職人さん、事務所はFAX。図面の最新版がどこにあるかも、人によって把握している場所が違う。「バラバラだけど一応回っている」という状態が、長年続いている。
三菱電機のプロジェクトで面白いと思ったのは、最初からIT部門だけで進めなかったことだ。IT戦略、経営企画、経理、国際、宣伝など各部門の部長クラスを「ステアリングコミッティー」として巻き込んで、「一部門が勝手にやる小さなプロジェクトではない」という位置づけを最初に作ったらしい。
「息子に任せてる」では済まない話になってきた
うちでもDXとか建設ICTとか、そういう話は息子に丸投げしてきた。補助金の書類も、システムの選定も、現場のタブレット導入も。「わかった、やっといて」の繰り返しだ。
ただ、2024年問題で時間外規制がかかってから、現場の段取りを変えないといけない場面が増えた。工程管理を見直そうとしたとき、情報がどこにあるか誰も一元的に把握していない状態が、じわじわと問題になってきている。
三菱電機のケースで言えば、日本国内のサイトは「コンテンツ量が多すぎて、GWIプロジェクトと一括でやるには難しすぎた」として別運用だったそうだ。結局それが後回しになり、2023年に改めてAdobeのCMSへ移行するプロジェクトを立ち上げることになった。後回しにした分、手間が倍になったわけだ。
これ、耳が痛い。現場の情報管理を「難しいから後で」と言い続けていると、同じことになる気がしてきた。
整理するなら、まず「誰が何を持っているか」から
三菱電機のプロジェクトで、デザイン発注をスウェーデンの企業に頼んだという話も出てきた。「日本で有名なデザイン会社より、グローバルで通用するものを」という判断だったらしい。外から見た目線を意図的に入れた、ということだと思う。
うちの話に戻すと、社内の情報の流れを整理するにしても、現場の人間だけで考えていると「今まで通り」になりがちだ。外部の視点を入れること、そして経営者である自分が「これは全社的な話だ」と旗を立てることが、たぶん最初の一歩になる。
息子に任せきりにせず、一度自分でも現場の情報管理の現状を聞いてみようと思っている。来月の幹部ミーティングで、議題に入れてみるつもりだ。