OpenAIがビジネス・エンタープライズ向けに「ワークスペースエージェント」を公開した。
このニュースを読んで、正直「またか」と思った部分と、「これは本物かもしれない」と感じた部分が混在した。
どういう機能かというと、ChatGPT上でチーム専用のAIエージェントを作れるようになった、ということだ。
OpenAIのブログには具体的な例として「ウェブ上の製品フィードバックを集めてSlackにレポートを送る」エージェントと、「Gmailでフォローアップメールを下書きする営業エージェント」が挙げられている。
このあたり、うちの営業DX推進部でまさにやろうとしていたことに近い。
問題は、これをどう社内に通すかだ。
経営陣は「AIで生産性が上がる」という話には以前より耳を傾けるようになった。
ただ、具体的な数字と、セキュリティの担保と、既存ツールとの整合性を同時に説明しないと、会議が終わったあとに「検討します」で流される。
今回の機能で稟議を書くとしたら、私が押さえたいのは3点だ。
まず、このエージェントはチーム内で共有して使えること。
「一人が作って、全員が使う」という設計は、導入コストを分散できるという意味で説得力がある。
次に、既存のSlackやGmailと連携する点。
新しいシステムを1から入れるわけではないので、情報システム部門への説明がシンプルになる。
最後に、承認フローを組み込める点だ。
OpenAIは「必要に応じて承認を求める」設計だと説明している。
これは、AIが勝手に動き回るのではなく、人間の確認ポイントを設けられるということだ。
セキュリティ要件を気にする経営陣には、ここを強調したい。
もう一つ、ベンダー提案を評価する立場として気になったのが「GPTs」との関係だ。
2023年にOpenAIが発表したカスタムチャットボット「GPTs」は、今回のワークスペースエージェントに「進化する」と明言された。
OpenAIは「GPTsはワークスペースエージェントのテスト期間中も引き続き使える」としている。
つまり、今すぐ乗り換えを迫られるわけではないが、方向性はエージェントに移っていくということだ。
ベンダーにGPTsベースの提案をされている場合は、この点を確認したほうがいい。
「このシステムはワークスペースエージェントへの移行をどう想定していますか」と聞くだけで、ベンダーの技術理解度がだいぶわかる。
一方でこの分野、競合も動いている。
AnthropicもClaudeを使った自律エージェント基盤を展開しており、OpenAIとAnthropicの両方を比較した上でベンダー提案を受けるのが今の正解だと思う。
1社の提案だけ聞いて決めるには、動きが速すぎる。
自分は来週、まず部下の一人にサンドボックス環境でこのエージェント機能を触らせて、使用レポートを出してもらうつもりだ。
稟議書を書く前に、現場の言葉で「何ができて何ができなかったか」を拾っておきたい。
経営陣への説明で一番効くのは、概念ではなく「うちの社員が実際に試した結果」だから。
このニュースを読んで、正直「またか」と思った部分と、「これは本物かもしれない」と感じた部分が混在した。
どういう機能かというと、ChatGPT上でチーム専用のAIエージェントを作れるようになった、ということだ。
OpenAIのブログには具体的な例として「ウェブ上の製品フィードバックを集めてSlackにレポートを送る」エージェントと、「Gmailでフォローアップメールを下書きする営業エージェント」が挙げられている。
このあたり、うちの営業DX推進部でまさにやろうとしていたことに近い。
「便利そう」で終わらせない、稟議の話
問題は、これをどう社内に通すかだ。
経営陣は「AIで生産性が上がる」という話には以前より耳を傾けるようになった。
ただ、具体的な数字と、セキュリティの担保と、既存ツールとの整合性を同時に説明しないと、会議が終わったあとに「検討します」で流される。
今回の機能で稟議を書くとしたら、私が押さえたいのは3点だ。
まず、このエージェントはチーム内で共有して使えること。
「一人が作って、全員が使う」という設計は、導入コストを分散できるという意味で説得力がある。
次に、既存のSlackやGmailと連携する点。
新しいシステムを1から入れるわけではないので、情報システム部門への説明がシンプルになる。
最後に、承認フローを組み込める点だ。
OpenAIは「必要に応じて承認を求める」設計だと説明している。
これは、AIが勝手に動き回るのではなく、人間の確認ポイントを設けられるということだ。
セキュリティ要件を気にする経営陣には、ここを強調したい。
GPTsとの違いを整理しておく
もう一つ、ベンダー提案を評価する立場として気になったのが「GPTs」との関係だ。
2023年にOpenAIが発表したカスタムチャットボット「GPTs」は、今回のワークスペースエージェントに「進化する」と明言された。
OpenAIは「GPTsはワークスペースエージェントのテスト期間中も引き続き使える」としている。
つまり、今すぐ乗り換えを迫られるわけではないが、方向性はエージェントに移っていくということだ。
ベンダーにGPTsベースの提案をされている場合は、この点を確認したほうがいい。
「このシステムはワークスペースエージェントへの移行をどう想定していますか」と聞くだけで、ベンダーの技術理解度がだいぶわかる。
一方でこの分野、競合も動いている。
AnthropicもClaudeを使った自律エージェント基盤を展開しており、OpenAIとAnthropicの両方を比較した上でベンダー提案を受けるのが今の正解だと思う。
1社の提案だけ聞いて決めるには、動きが速すぎる。
自分は来週、まず部下の一人にサンドボックス環境でこのエージェント機能を触らせて、使用レポートを出してもらうつもりだ。
稟議書を書く前に、現場の言葉で「何ができて何ができなかったか」を拾っておきたい。
経営陣への説明で一番効くのは、概念ではなく「うちの社員が実際に試した結果」だから。