GoogleのAI旅行計画を見て、採用面接に応用した話

木村 俊介
木村 俊介 30代・ スタートアップ創業者
Googleが発表した夏の旅行支援AI機能の記事を読んだ。
AI Modeで旅行プランを作り、キャンバス上に地図とホテルと観光地を自動で並べてくれるというやつだ。
「いいな」と思いながら、正直すぐ別のことを考えていた。

これ、採用の候補者リサーチに使えるやつじゃないか、と。

「散らばった情報を一枚の計画に」という発想が刺さった



Googleの説明によると、AI Modeのキャンバスは「散らかったリサーチをまとまった旅行計画に変える」ものらしい。
フライト・ホテル・観光地を一括で整理して、地図上に展開する。
この「バラバラな情報を構造化して一覧にする」という動作、採用でまったく同じ課題を抱えていると気づいた。

候補者の職歴、GitHubのリポジトリ、SNSの発言、共通の知人からの評判。
これが今、自分のメモとSlackとNotionに分散して入っている。
面接前日に慌てて読み返す、あの無駄な時間。
8人規模だと採用担当を専任で置けないから、CEOの自分が動く。それが現実だ。

競合が「面接前のブリーフィング」をAIで自動化し始めている



先月、同じSaaS系の別の創業者から聞いた話がある。
候補者の名前をClaudeに投げて、LinkedIn・ブログ・登壇資料をまとめて要約させている、と。
面接官3人が同じブリーフィングドキュメントを読んでから部屋に入る、という運用に変えたらしい。
面接のズレが減って、見極めの質が上がったと言っていた。

GoogleのAIが旅行計画で「フォローアップの質問で細かく修正できる」と言っているように、採用の文脈でも「初期リサーチ→深掘り質問の設計」という流れで使える。
候補者の過去の発言から、どこを突けば本質が見えるかを事前に設計しておく。
これができると、45分の面接の密度がまったく変わる。

投資家に採用の話をするとき、「ちゃんと見極めてから採っています」と言いたい。
でも実態は「なんとなく感じがよかった」になりがちだ。
AIでブリーフィングを構造化しておけば、少なくとも「どういう観点で評価したか」を言語化しやすくなる。
これはVCとの会話でも使える話だと思っている。

Googleの記事にはもう一つ気になる機能があった。
AI Modeが旅行中もリアルタイムで情報を引いてくれるというものだ。
採用で言えば、「面接中にその場で候補者の発言を補強・検証できる仕組み」に近い発想だ。
まだそこまでは試していないけど、方向性として面白い。

この話から言えることは一つだと思う。
AIの新機能を見るとき、「自分の用途に変換する速度」が差になる。
旅行計画の記事を採用オペレーションに読み替えるのに5分かからなかった。
その5分を日々積み重ねている人と、そうでない人の間に、半年後には見えない差がつく。

無料相談受付中

AI開発・DX推進についてお気軽にご相談ください。オンライン30分から。

無料相談を申し込む