ChatGPTがチームの仕事を自動化し始めた話

木村 俊介
木村 俊介 30代・ スタートアップ創業者
競合のCTOから「うちのセールスフォローのワークフロー、もうChatGPTに任せてるよ」と聞いたのは先月のことだ。その場では「へえ」と流したんだけど、OpenAIが発表したワークスペースエージェントの話を読んで、やっと意味がわかった。

これ、単純にChatGPTに質問するやつじゃない。クラウド上で動く自律型のエージェントで、複雑な一連の作業を人間が指示しなくても進めていくものだ。しかも複数のツールをまたいで動く。要するに、8人チームの自分たちが20人分の仕事量を回せるかもしれない、という話だ。

採用とセールスにどう刺さるか



OpenAIはこれをCodexというモデルで動かしている。Codexといえばコード生成のイメージが強いけど、今回のエージェントはコードを書くだけじゃなく、ワークフロー全体を設計・実行する役割を担っている。チームのツール間を安全に連携しながら動くのが特徴で、セキュリティ面の説明が投資家への資料として使えそうだと直感した。

自分のチームで一番時間を食ってるのは、採用のスクリーニングとセールスのフォローアップだ。どちらも「やることはわかってる、でも手が回らない」の典型。エージェントが複数のツールにまたがって自律的に動くなら、たとえばLinkedInのスカウト文面を生成してNotionのステータスを更新してSlackに通知する、という一連の流れを誰かが都度操作しなくていい。

費用対効果で考えると、採用1人あたりのオペレーションコストが下がるのは明確だ。うちのフェーズだと採用は経営課題の上位に常にある。人を増やす前にオペレーションを自動化して余力を作る、という順番が正しいと思っている。

投資家にどう説明したか



この話、先週のファンドとの面談でちょうど触れた。「AIで業務効率化」という言い方は今や陳腐だけど、「エージェントがクラウド上で動いてツール間を自律的につなぐ」という話は反応が違った。スケーラビリティの説明として使えるからだ。

投資家が見ているのは「このチームは8人でどこまで伸びられるか」だ。採用コストを抑えながら売上を伸ばせる構造があるかどうかを見ている。エージェントが複雑なワークフローを自動化するという文脈は、その問いへの回答になりうる。

自分はClaudeを全面導入しているので、ChatGPTのエージェントをそのまま使うかどうかはまだわからない。ただ、ワークスペースエージェントという概念が主流になるのは時間の問題だと思っている。どのツールが先に実用レベルに達するかを追いかける必要がある。

来週、セールスのフォローアップフローを1本選んで、エージェント的なアプローチで組み直してみるつもりだ。全部を変えようとせず、一番繰り返しが多いところから始める。それだけで判断できる。

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