AIのアップデートって、うちの会社に関係あるの?

田中 正雄
田中 正雄 50代・ 製造業・代表取締役
正直に言う。「llama_indexがバージョンアップした」と言われても、最初は何のことかさっぱりわからなかった。

でも少し調べたら、これって要するに「AIが使うエンジンの整備」みたいなものだとわかった。車でいうと、エンジンオイルを交換して、セキュリティの穴もふさいだ、という話だ。

「うちには関係ない」と思っていたが、そうでもなかった



今回のアップデートで特に気になったのが、セキュリティの修正だ。「nltk」という部品に脆弱性があって、それを直した、という内容が含まれていた。脆弱性というのは、要は「ここから不正に侵入できる穴」のことだ。

うちは製造業だから、AIと聞いてもピンとこない部分がある。でも、もし社内の業務効率化のためにAIツールを使い始めたとして、そのツールの土台に古いエンジンが使われていたらどうなるか。穴のあいたバケツで水を運んでいるようなものだ。

AIを使うかどうか以前に、使うなら土台がちゃんと整備されているものを選ぶ必要がある。そういうことを、今回のアップデートを見て改めて考えた。

アップデートの頻度が、信頼性のバロメーターになる



今回のリリースを見ると、複数の部品が同時に更新されていた。セキュリティの修正だけでなく、依存するソフトウェアのバージョン管理も細かくやっている。

これは地味な話だが、実はかなり重要だ。家でいうと、外壁の塗り直しより、配管の点検をちゃんとやっているかどうかに近い。見た目ではわからないが、長く使うなら欠かせない作業だ。

AIツールを選ぶとき、「機能がすごい」より「定期的にメンテナンスされているか」を確認するほうが、実は安全な選び方だと思う。更新履歴が止まっているツールは、穴が放置されている可能性がある。

うちの会社でいうと、機械の定期点検をサボると後でとんでもない修理費がかかる。AIツールも同じ発想で選んだほうがいい。

では、何から確認すればいいか



今すぐAIを導入する必要はない。でも、もし社員が何かしらのAIツールをすでに使っているなら、一度確認してほしいことがある。

そのツール、最後に更新されたのはいつか。開発元はちゃんとセキュリティの問題に対応しているか。無料だからといって飛びついたツールが、実は何年も放置されていることは珍しくない。

まず社内で使っているAIツールのリストを作るところから始めてみてほしい。それだけで、リスクの見え方がかなり変わるはずだ。

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