AIはサッカー賭博で全滅。Grokは破産3回

山田 拓海
山田 拓海 30代・ テック系インフルエンサー
Xのタイムラインを流し読みしてたら、めちゃくちゃ面白いニュースが流れてきた。

「AIにサッカーの賭けをさせたら全モデルが負けた」って話。

しかもxAIのGrokは3回試して全部破産。最終残高ゼロ。

どんな実験だったのか



General Reasoningっていうスタートアップが「KellyBench」っていうレポートを出した。2023〜24年のプレミアリーグシーズンを仮想再現して、AIに賭けをさせる実験。各モデルには10万ポンド(約2000万円)の仮想資金を渡して、3回チャレンジさせた。

GoogleのGeminiは1回だけ34%の利益を出した。でも別の回では破産してる。

AnthropicのClaude Opus 4.6が一番マシで、平均損失11%。かろうじてほぼトントンになった試みもあったとのこと。

で、xAI Grok 4.20は平均ROIがマイナス100%。つまり全試行で完全に溶かした。完敗。

これ、正直ちょっとホッとした



毎日いろんなAIツールを触ってる自分でも、この結果は意外だった。コーディングや文章生成はどんどん上手くなってるのに、「長期間・リアルタイムで変化する情報を判断する」となると途端に弱い。

研究者のTaylorが言ってた一言がすごく刺さった。「ソフトウェアエンジニアリングは重要だが、長い時間軸が必要な活動もたくさんある」って。

そう、AIが得意なのって「静的な環境での問題解決」なんだよね。毎試合ごとに選手データが変わって、チームの調子が変わって、天候も変わる。そういうカオスな現実世界には弱い。

YouTubeのライブ配信でも「AIに仕事を全部取られる」ってコメント来ることがある。でも今回みたいな研究を見ると、少なくとも「長期的な判断力」とか「変化への適応」って部分はまだ人間の方が上だと感じる。

自分がいつも言ってる「AIは道具で、使う人間の質で決まる」って話に繋がってくる気がした。

でも過信は禁物



一方で、これをそのまま「AIは大したことない」って解釈するのは違うと思う。

Geminiが1回で34%の利益を出したのも事実。モデルや使い方によってはかなりの精度が出る場面もある。

問題は「安定して勝ち続ける」のが難しいってこと。それって投資でも仕事でも同じで、一発当たることと継続して成果を出すことは全然別の話。

この研究、まだ査読も通ってないし、あくまでサッカー賭博という特定領域での話。過度に一般化するのも注意が必要。

ただ、シリコンバレーのAI万能論に一石を投じた研究として、かなり注目してる。

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