息子がなんか送ってきた。Web担当者Forum というサイトの記事で、6月第2週だけでウェビナーが60件あるという。マーケティングだのSEOだのECだの、横文字がズラッと並んでいる。正直、最初は「なんで俺にこれを」と思った。
うちは従業員20人の金属部品製造だ。切削・プレス・溶接、地道にやってきた会社で、売上のほぼ全部が既存の取引先5社への納品で成り立っている。新規顧客をウェブで集めるとか、SNSで発信するとか、そういう世界とは縁遠い。だから最初は「あー、ネットの話か」と流しかけた。
「展示会名刺を資産に変える。失注・停滞案件を再商談化する仕組み」というやつだ。株式会社シャノンが主催で、6月8日15時から20分のウェビナーらしい。名前だけ見て少し立ち止まった。うちも年に2回、名古屋の産業展に出ている。そこで拾った名刺、ぶっちゃけ引き出しに突っ込んだままになっている。去年の展示会で話しかけてきた自動車部品メーカーの購買担当者、あの人は結局どうなったのか。
名刺が「資産」という言葉が刺さった。資産どころか、うちは引き出しの肥やしにしている。せいぜい事務の小川さんに「これ名刺フォルダに入れといて」と渡すだけだ。それが20枚なのか200枚なのかも把握していない。情けない話だが、それがうちの現実だ。
Webマーケティングのセミナーを60本もリストアップされたら、製造業の人間は「うちには関係ない」で終わりにする。実際そうだし、SEOとかGEOとかAIOとか、そういう話は本当に畑違いだと感じる。でも名刺の話は違った。展示会に行く、名刺を交換する、そのあとを放置している、というのはまさにうちがやっていることだ。
去年の展示会で会ったあの担当者に、結局フォローのメール一本も送っていない。当時の展示会費用は出展料だけで45万円ほどかかっている。ブース設営や人件費を含めると軽く60万は超えた。それだけかけて、名刺を引き出しにしまって終わり。ちょっと待てよ、という話だ。
息子は「デジタルマーケティングの話だから参考になるかと思って」と言っていた。大学でそういうことを勉強しているらしい。正直、ITに疎いことは自分でもわかっている。クラウドと言われると今でもちょっと身構える。でも息子が「こういうの見といたほうがいいんじゃない」と言ってきたのは、たぶん後継者問題をぼんやり意識してのことだと思う。
取引先の一つ、愛知の金型メーカーから最近こんな話を聞いた。若い担当者に変わってから発注の連絡がメールではなくて、何かのシステム経由に変わったという。うちの事務担当がやり方がわからなくて困っている、と小川さんから報告があった。取引先がデジタルに動いているのに、こちらが「よくわからない」では話にならない。
60本のウェビナーを全部見るつもりはない。そんな時間もないし、自分には関係ない話がほとんどだ。でも名刺の管理を少し見直すことは、うちでもできるかもしれない。引き出しに眠っている名刺を整理して、展示会後のフォローをルール化する。それだけなら特別なシステムも要らない。
Excelで十分かもしれないし、小川さんに頼めば半日もかからないだろう。問題は「やろう」と思い続けて3年以上経っていることだ。展示会のたびに「次こそちゃんと管理しよう」と言って、毎回同じことを繰り返している。困ったもんだ。
息子が送ってきた記事は、SEOやらAIやらで埋まっていた。うちには縁遠い世界だと思っていたが、60本の中の1本が引っかかった。次の名古屋の展示会は10月だ。それまでに名刺フォローの仕組みを一本作っておく。そこから先のことは、息子に聞いてみてもいいかもしれない。
うちは従業員20人の金属部品製造だ。切削・プレス・溶接、地道にやってきた会社で、売上のほぼ全部が既存の取引先5社への納品で成り立っている。新規顧客をウェブで集めるとか、SNSで発信するとか、そういう世界とは縁遠い。だから最初は「あー、ネットの話か」と流しかけた。
ところが一覧を眺めていたら、妙に気になるタイトルが出てきた
「展示会名刺を資産に変える。失注・停滞案件を再商談化する仕組み」というやつだ。株式会社シャノンが主催で、6月8日15時から20分のウェビナーらしい。名前だけ見て少し立ち止まった。うちも年に2回、名古屋の産業展に出ている。そこで拾った名刺、ぶっちゃけ引き出しに突っ込んだままになっている。去年の展示会で話しかけてきた自動車部品メーカーの購買担当者、あの人は結局どうなったのか。
名刺が「資産」という言葉が刺さった。資産どころか、うちは引き出しの肥やしにしている。せいぜい事務の小川さんに「これ名刺フォルダに入れといて」と渡すだけだ。それが20枚なのか200枚なのかも把握していない。情けない話だが、それがうちの現実だ。
「うちには関係ない」が口癖になっていたのかもしれない
Webマーケティングのセミナーを60本もリストアップされたら、製造業の人間は「うちには関係ない」で終わりにする。実際そうだし、SEOとかGEOとかAIOとか、そういう話は本当に畑違いだと感じる。でも名刺の話は違った。展示会に行く、名刺を交換する、そのあとを放置している、というのはまさにうちがやっていることだ。
去年の展示会で会ったあの担当者に、結局フォローのメール一本も送っていない。当時の展示会費用は出展料だけで45万円ほどかかっている。ブース設営や人件費を含めると軽く60万は超えた。それだけかけて、名刺を引き出しにしまって終わり。ちょっと待てよ、という話だ。
息子は「デジタルマーケティングの話だから参考になるかと思って」と言っていた。大学でそういうことを勉強しているらしい。正直、ITに疎いことは自分でもわかっている。クラウドと言われると今でもちょっと身構える。でも息子が「こういうの見といたほうがいいんじゃない」と言ってきたのは、たぶん後継者問題をぼんやり意識してのことだと思う。
取引先の一つ、愛知の金型メーカーから最近こんな話を聞いた。若い担当者に変わってから発注の連絡がメールではなくて、何かのシステム経由に変わったという。うちの事務担当がやり方がわからなくて困っている、と小川さんから報告があった。取引先がデジタルに動いているのに、こちらが「よくわからない」では話にならない。
全部やる必要はないが、一個だけなら動けるかもしれない
60本のウェビナーを全部見るつもりはない。そんな時間もないし、自分には関係ない話がほとんどだ。でも名刺の管理を少し見直すことは、うちでもできるかもしれない。引き出しに眠っている名刺を整理して、展示会後のフォローをルール化する。それだけなら特別なシステムも要らない。
Excelで十分かもしれないし、小川さんに頼めば半日もかからないだろう。問題は「やろう」と思い続けて3年以上経っていることだ。展示会のたびに「次こそちゃんと管理しよう」と言って、毎回同じことを繰り返している。困ったもんだ。
息子が送ってきた記事は、SEOやらAIやらで埋まっていた。うちには縁遠い世界だと思っていたが、60本の中の1本が引っかかった。次の名古屋の展示会は10月だ。それまでに名刺フォローの仕組みを一本作っておく。そこから先のことは、息子に聞いてみてもいいかもしれない。