Metanetというスタジオのことを、正直まったく知らなかった。
N++というゲームの続編が発表されたという記事を読んで、へえ、と思ったのは内容よりも作り手の話だった。
2人だけのチーム。2015年にリリースした作品は「作るのに10年かかった」。
そして次のタイトル、N Plus Infinity Times Twoは2027年リリース予定で、その間もずっと2人のまま。
Raigan BurnsとMare Sheppardという2人の共同創業者が、スタジオを拡大しなかった理由がまた妙に腑に落ちた。
「良いものが見つかるまで試行錯誤できる体制を、妥協したくなかった」という言葉。
規模を大きくすることより、自分たちが「これは面白い」と感じるまで粘る余白を守ることを選んでいる。
ゲーム業界でそれをやり続けるのは、たぶん相当しんどい。
この記事を読んだのは、ちょうど自分がMidjourneyとAdobe Fireflyの使い方をもう一度見直していたタイミングだった。
ここ1年で、AIを使ったロゴ案の出し方がどんどん変わってきた。
プロンプトを磨けば、3時間かかっていた方向性出しが20分で終わる。
正直、便利だと思う。でも同時に、ちょっと怖い。
パートナーに「最近のデザイン、前と変わった?」と聞かれたとき、うまく答えられなかった。
変わってないよ、と言い切れなかった。
AIが出したトンマナの中から選ぶ時間が増えていて、白紙に自分で線を引く時間が減っている気がしている。
それが効率なのか、それとも自分が少しずつ薄くなっているのか、迷う。
Metanetの2人が「magic を感じることが大事、それが正しい作り方をしているサインだ」と言っていた。
その言葉が刺さったのは、自分が最近そのmagicを感じる瞬間が減っていると薄々気づいていたからだと思う。
AIで出てきたビジュアルをクライアントに見せて「いいですね」と言われるとき、嬉しいけど何かが引っかかる。
フリーランス5年目になって、仕事の構造が変わってきた。
同じロゴ制作でも、以前は1案あたりの制作時間が今の倍以上かかっていた。
AIを使い始めてからクライアントへの提案スピードは上がったし、比較検討できる案の数も増えた。
それ自体は間違ってないし、使わなかったら競合に負けるという焦りも本当にある。
ただ、活版印刷の趣味を続けているのも、美術館に行くのも、「作ることの手触り」が好きだからだとあらためて気づく。
インクが紙に食い込む感触とか、版がずれたときの偶然の味とか、そういうものが自分の審美眼を作ってきたはずだ。
デジタルで、AIで、スピードを上げながら、その感覚をどこかで繋ぎ続けることができるか。
そこが今一番悩んでいるところだ。
Metanetはヒット作を出したあと、拡大を選ばなかった。
11年間、2人のままプロトタイプを試し続けた。
商業的には非効率に見えるけど、それが彼らの「自分が消えない」方法だったんだと読んで思った。
今のところ自分なりに守っているルールはこの3つだ。
でも正直、これで十分かどうかはまだわからない。
N Plus Infinity Times Twoは2027年のリリース予定で、自分はたぶんそのときもまだAIと格闘している。
Metanetの2人がそのときどんなゲームを届けてくれるか、それだけは楽しみに待とうと思う。
N++というゲームの続編が発表されたという記事を読んで、へえ、と思ったのは内容よりも作り手の話だった。
2人だけのチーム。2015年にリリースした作品は「作るのに10年かかった」。
そして次のタイトル、N Plus Infinity Times Twoは2027年リリース予定で、その間もずっと2人のまま。
Raigan BurnsとMare Sheppardという2人の共同創業者が、スタジオを拡大しなかった理由がまた妙に腑に落ちた。
「良いものが見つかるまで試行錯誤できる体制を、妥協したくなかった」という言葉。
規模を大きくすることより、自分たちが「これは面白い」と感じるまで粘る余白を守ることを選んでいる。
ゲーム業界でそれをやり続けるのは、たぶん相当しんどい。
「自分が消える」という感覚
この記事を読んだのは、ちょうど自分がMidjourneyとAdobe Fireflyの使い方をもう一度見直していたタイミングだった。
ここ1年で、AIを使ったロゴ案の出し方がどんどん変わってきた。
プロンプトを磨けば、3時間かかっていた方向性出しが20分で終わる。
正直、便利だと思う。でも同時に、ちょっと怖い。
パートナーに「最近のデザイン、前と変わった?」と聞かれたとき、うまく答えられなかった。
変わってないよ、と言い切れなかった。
AIが出したトンマナの中から選ぶ時間が増えていて、白紙に自分で線を引く時間が減っている気がしている。
それが効率なのか、それとも自分が少しずつ薄くなっているのか、迷う。
Metanetの2人が「magic を感じることが大事、それが正しい作り方をしているサインだ」と言っていた。
その言葉が刺さったのは、自分が最近そのmagicを感じる瞬間が減っていると薄々気づいていたからだと思う。
AIで出てきたビジュアルをクライアントに見せて「いいですね」と言われるとき、嬉しいけど何かが引っかかる。
スピードと手触りの間で
フリーランス5年目になって、仕事の構造が変わってきた。
同じロゴ制作でも、以前は1案あたりの制作時間が今の倍以上かかっていた。
AIを使い始めてからクライアントへの提案スピードは上がったし、比較検討できる案の数も増えた。
それ自体は間違ってないし、使わなかったら競合に負けるという焦りも本当にある。
ただ、活版印刷の趣味を続けているのも、美術館に行くのも、「作ることの手触り」が好きだからだとあらためて気づく。
インクが紙に食い込む感触とか、版がずれたときの偶然の味とか、そういうものが自分の審美眼を作ってきたはずだ。
デジタルで、AIで、スピードを上げながら、その感覚をどこかで繋ぎ続けることができるか。
そこが今一番悩んでいるところだ。
Metanetはヒット作を出したあと、拡大を選ばなかった。
11年間、2人のままプロトタイプを試し続けた。
商業的には非効率に見えるけど、それが彼らの「自分が消えない」方法だったんだと読んで思った。
- AIに方向性の絞り込みを任せる
- 最終的な線と色の判断は自分で下す
- 週に一度は手で描く時間を作る
今のところ自分なりに守っているルールはこの3つだ。
でも正直、これで十分かどうかはまだわからない。
N Plus Infinity Times Twoは2027年のリリース予定で、自分はたぶんそのときもまだAIと格闘している。
Metanetの2人がそのときどんなゲームを届けてくれるか、それだけは楽しみに待とうと思う。