Patreonが「SNS競合」宣言した件、マジでヤバい

山田 拓海
山田 拓海 30代・ テック系インフルエンサー
Xのタイムラインを流し見してたら、Patreon CEOのインタビューが引っかかった。The Vergeが公開したDecoderのエピソードで、Jack Conteが話してる内容がかなりアツかったので、ちょっとまとめておく。

「AI slop時代」にPatreonが仕掛けること



今、ネット上にはAIが生成した質の低いコンテンツが大量に溢れてる。Jack Conteはそれを「AI slop」と呼んでいて、そのなかで本物のクリエイターを支えるのがPatreonの使命だと言い切った。面白いのは、彼がPatreonを「small business media companiesのインデックス」と再定義し始めたこと。2021年のインタビューから5年で、考え方がガラッと変わってる。

しかも以前は、Patreond内にディスカバリー機能を入れることに真っ向から反対してたらしい。なのに今は、それを実装してInstagramやTikTokと真っ向勝負しようとしてる。理由は明快で、「MetaやGoogleに頼ってたらクリエイターは永遠に振り回され続ける」から。Jackの言葉を借りると、今の大手プラットフォームのクリエイターへの扱いは「disgusting」だとまで言ってる。割とストレートな物言いで笑った。

日本のインフルエンサー市場と重なる部分がある



正直、これ日本にも刺さる話だなと思った。自分もXとYouTubeで活動してて、アルゴリズムに振り回されてる感覚は毎週ある。インプレッションが急に落ちたり、フォロワーの伸びが鈍化したり、原因がよくわからないまま試行錯誤してる。MetaとGoogleの話はさておき、日本でも「自分のプラットフォームを持つか、依存し続けるか」は常に頭にある問題だ。

妻にこの話をしたら、「要はファンクラブ機能でしょ?」と一言で返された。まあそうなんだけど、それだけじゃない気もしてる。PatreonがSNSの発見機能まで取り込もうとしてるのは、単なるサブスク課金の話を超えてる。既存のSNSプラットフォームに全乗っかりせずに、自分でオーディエンスを育てる仕組みを丸ごと提供しようとしてるわけで、ここが新しい。

ちなみに自分はPatreonをまだ本格的には使ってない。フォロワーが5万になったあたりで一度検討したけど、日本のクリエイターが使ってるイメージが薄くて踏み切れなかった。でもこのインタビューを読んで、少し気持ちが動いてる。

「安い偽物が溢れるほど、本物の価値が上がる」という逆張り



Jackが話してたなかで一番刺さったのは、「AIで安くて大量のコンテンツが作れる時代だからこそ、本物のアーティストと深くつながりたいという需要が生まれる」という視点だった。これ、逆張りのように見えて、かなり筋が通ってる。

自分が毎日AIツールを触ってて思うのも、似た感覚で、生成が簡単になればなるほど「誰が作ったか」「どんな人間か」が逆に効いてくる気がしてる。YouTubeで視聴者がコメントくれるときも、ツールの話より「山田さんの使い方が見たい」って声のほうが多い。キャラクターへの信頼みたいなものが、コンテンツそのものより重要になってきてる。

AI slopが増えれば増えるほど、人間であることがコンテンツになる。そういう時代に自分は動いてる。フォロワーの皆さんはPatreon、使ってる? 試したことある人いたらXで教えてほしい。

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