結論から言うと、Adobe Creative CloudへのAIエージェント全面導入は、うちのようなスタートアップにとって採用戦略の見直しを迫るニュースだ。
6月18日にAdobeが発表した内容を見ると、PhotoshopやIllustratorといった主要アプリにAIアシスタントが入り、ChatGPTやClaudeとも外部連携できるようになった。要するに、自然言語で指示すれば画像編集や動画制作のワークフローがAIで自動化される世界が来た。
うちは従業員8名のSaaSスタートアップで、今期中にデザイナーを1名採用する計画がある。先週もエージェントから数名の候補者プロフィールを受け取った。これまでのジョブディスクリプションには「AdobeCC一式の実務経験」と書いていたが、それだけでは意味をなさなくなってきた。
AdobeのAIエージェントがレイヤーの一括命名やテンプレートへの一括適用を自動でやってくれるなら、オペレーション型のデザイナーに払うはずのコストは圧縮できる。どこで差がつくかというと、AIに正確な指示を出せるかどうか、つまりプロンプト設計のセンスだ。ここは完全に採用基準を変えるべきタイミングだ。
先月、シリーズAのピッチ準備をしていて、投資家から「クリエイティブのオペレーションコストをどう圧縮する計画か」と聞かれた。そのときは正直、明確な答えを持っていなかった。今回のAdobeの発表は、そこへの回答材料になる。
ClaudeやChatGPTからAdobeのクリエイティブ機能を直接呼び出せるということは、うちがすでに業務全面導入しているClaudeのワークフローにデザイン工程を組み込めるということでもある。セールス用の提案資料を作るフローで、テキスト生成から画像調整まで一気通貫できる可能性がある。ROIの試算を今週中に出す。
AdobeのFireflyがCreative AI Studioにアップグレードされ、ブランドキットの作成やストーリーボードの生成まで会話形式でできると知ったとき、真っ先に思ったのは競合の動きだ。競合の1社のCMOとゴルフの場で話したことがあって、彼らはすでに外注していたクリエイティブ制作の内製化を模索していた。そのコストメリットが、このAdobeのアップデートで一気に現実味を帯びてくる。
うちのGTMは現状、コンテンツマーケティングに重心を置いている。ブログ、ホワイトペーパー、LP。このサイクルをClaudeで回しているが、ビジュアル制作だけ外注フローが残っている。そこがボトルネックになっていて、コンテンツの出稿サイクルが平均3日遅れる。
妻にも「また週末に外注さんとのやり取りが発生してるの?」と言われた。子どもの習い事の送り迎えを自分がしている時間帯にSlackが鳴るのは正直しんどい。ここを自動化できれば、事業スピードだけでなく家庭の平和にも貢献する。笑えない話ではあるが、スタートアップCEOのQOLはそういうところで削れていく。
この3つを来週のウィークリーMTGのアジェンダに入れた。スタートアップのリソースでどこまでクリエイティブのオペレーションを内製化できるか、数字で検証するフェーズに入る。
AIツールへの投資判断は常に費用対効果で即断してきた。今回も同じ。まず動いて、数字を見る。
6月18日にAdobeが発表した内容を見ると、PhotoshopやIllustratorといった主要アプリにAIアシスタントが入り、ChatGPTやClaudeとも外部連携できるようになった。要するに、自然言語で指示すれば画像編集や動画制作のワークフローがAIで自動化される世界が来た。
デザイナー採用のKPIを今すぐ見直す
うちは従業員8名のSaaSスタートアップで、今期中にデザイナーを1名採用する計画がある。先週もエージェントから数名の候補者プロフィールを受け取った。これまでのジョブディスクリプションには「AdobeCC一式の実務経験」と書いていたが、それだけでは意味をなさなくなってきた。
AdobeのAIエージェントがレイヤーの一括命名やテンプレートへの一括適用を自動でやってくれるなら、オペレーション型のデザイナーに払うはずのコストは圧縮できる。どこで差がつくかというと、AIに正確な指示を出せるかどうか、つまりプロンプト設計のセンスだ。ここは完全に採用基準を変えるべきタイミングだ。
投資家への説明で使えるロジック
先月、シリーズAのピッチ準備をしていて、投資家から「クリエイティブのオペレーションコストをどう圧縮する計画か」と聞かれた。そのときは正直、明確な答えを持っていなかった。今回のAdobeの発表は、そこへの回答材料になる。
ClaudeやChatGPTからAdobeのクリエイティブ機能を直接呼び出せるということは、うちがすでに業務全面導入しているClaudeのワークフローにデザイン工程を組み込めるということでもある。セールス用の提案資料を作るフローで、テキスト生成から画像調整まで一気通貫できる可能性がある。ROIの試算を今週中に出す。
AdobeのFireflyがCreative AI Studioにアップグレードされ、ブランドキットの作成やストーリーボードの生成まで会話形式でできると知ったとき、真っ先に思ったのは競合の動きだ。競合の1社のCMOとゴルフの場で話したことがあって、彼らはすでに外注していたクリエイティブ制作の内製化を模索していた。そのコストメリットが、このAdobeのアップデートで一気に現実味を帯びてくる。
GTMフローへの組み込みで考えること
うちのGTMは現状、コンテンツマーケティングに重心を置いている。ブログ、ホワイトペーパー、LP。このサイクルをClaudeで回しているが、ビジュアル制作だけ外注フローが残っている。そこがボトルネックになっていて、コンテンツの出稿サイクルが平均3日遅れる。
妻にも「また週末に外注さんとのやり取りが発生してるの?」と言われた。子どもの習い事の送り迎えを自分がしている時間帯にSlackが鳴るのは正直しんどい。ここを自動化できれば、事業スピードだけでなく家庭の平和にも貢献する。笑えない話ではあるが、スタートアップCEOのQOLはそういうところで削れていく。
- 週次のコンテンツ制作フローにAdobeのAIエージェントを試験導入
- Claudeとの連携ワークフローを来月中に設計
- デザイナーのJDをプロンプト設計力重視に改訂
この3つを来週のウィークリーMTGのアジェンダに入れた。スタートアップのリソースでどこまでクリエイティブのオペレーションを内製化できるか、数字で検証するフェーズに入る。
AIツールへの投資判断は常に費用対効果で即断してきた。今回も同じ。まず動いて、数字を見る。