F-Droidという名前を聞いたことがあるだろうか。GooglePlayを使わずにAndroidアプリを配布・管理できる、オープンソースのアプリストアだ。先日GIGAZINEの記事で知って、しばらく頭から離れなかった。
F-Droid自体はエンジニア向けの話に見える。だけど私がひっかかったのは、そこじゃない。「Google Playにアプリを公開するには登録料を払って審査をパスする必要がある」という一節だ。つまり、プラットフォームのルールに従わないと、ユーザーに届かない。これ、SaaSの文脈でも全く同じ構造じゃないか。
自分の会社は今、リード獲得の大半をある特定のチャネルに依存している。具体的な数字は出せないが、感覚的に「ここが死んだら詰む」と思える比率になっている。F-Droidが生まれた背景には、apkファイルという代替手段はあっても「アプリが更新されてもわからない」リスクがあった。だからF-Droidは通知とアップデートのサポートを仕組みとして組み込んだ。つまり、依存を断ち切るだけじゃなく、代替手段の穴をちゃんと塞いでいる。
これは戦略の話だと思う。チャネルを分散させるだけなら誰でも言う。でも「代替手段の弱点を潰してから移行する」という順番を踏んでいる点が、単なる反Googleの話とは違う。
最近、競合のスタートアップがツールスタックを大きく入れ替えたという話を聞いた。最初は「へえ、コスト削減かな」くらいに思っていた。でも今は少し違う見方をしている。彼らがどのツールを選んでいるかより、「何に依存しなくなったか」の方が本質的な情報かもしれない。
F-Droidの話で言えば、GitHubなどにダウンロード先としてF-Droidへのリンクを貼れば、ユーザーはそのリンクをタップするだけでアプリをインストールできる。配布の主導権が開発者側に戻っている。これはSaaSで言えば、自社のメールリストやコミュニティを育てることと同じ発想だ。プラットフォームを通さずにユーザーと直接つながれる経路を持つ、ということ。
私が今見直したいのは、採用とセールスのどちらにおいても「媒介に頼りすぎていないか」という点だ。求人媒体、広告プラットフォーム、紹介エージェント。どれも使うべきタイミングがある。でも「ここが止まったら採用が止まる」という状態は、実はF-Droidが解こうとした問題と構造が同じだ。
ツール選定の話をするとき、機能や価格ばかり比較してしまう。でも「誰がその仕組みをコントロールしているか」を先に問うべきだと、今回の記事を読んで改めて思った。自分の会社のリード獲得・採用・カスタマーサクセスのそれぞれで、コントロールを持っているチャネルとそうでないチャネルを一度整理してみるつもりだ。
F-Droid自体はエンジニア向けの話に見える。だけど私がひっかかったのは、そこじゃない。「Google Playにアプリを公開するには登録料を払って審査をパスする必要がある」という一節だ。つまり、プラットフォームのルールに従わないと、ユーザーに届かない。これ、SaaSの文脈でも全く同じ構造じゃないか。
プラットフォーム依存は、いつかリスクになる
自分の会社は今、リード獲得の大半をある特定のチャネルに依存している。具体的な数字は出せないが、感覚的に「ここが死んだら詰む」と思える比率になっている。F-Droidが生まれた背景には、apkファイルという代替手段はあっても「アプリが更新されてもわからない」リスクがあった。だからF-Droidは通知とアップデートのサポートを仕組みとして組み込んだ。つまり、依存を断ち切るだけじゃなく、代替手段の穴をちゃんと塞いでいる。
これは戦略の話だと思う。チャネルを分散させるだけなら誰でも言う。でも「代替手段の弱点を潰してから移行する」という順番を踏んでいる点が、単なる反Googleの話とは違う。
競合がツールを変えると聞いたとき、何を見るべきか
最近、競合のスタートアップがツールスタックを大きく入れ替えたという話を聞いた。最初は「へえ、コスト削減かな」くらいに思っていた。でも今は少し違う見方をしている。彼らがどのツールを選んでいるかより、「何に依存しなくなったか」の方が本質的な情報かもしれない。
F-Droidの話で言えば、GitHubなどにダウンロード先としてF-Droidへのリンクを貼れば、ユーザーはそのリンクをタップするだけでアプリをインストールできる。配布の主導権が開発者側に戻っている。これはSaaSで言えば、自社のメールリストやコミュニティを育てることと同じ発想だ。プラットフォームを通さずにユーザーと直接つながれる経路を持つ、ということ。
私が今見直したいのは、採用とセールスのどちらにおいても「媒介に頼りすぎていないか」という点だ。求人媒体、広告プラットフォーム、紹介エージェント。どれも使うべきタイミングがある。でも「ここが止まったら採用が止まる」という状態は、実はF-Droidが解こうとした問題と構造が同じだ。
ツール選定の話をするとき、機能や価格ばかり比較してしまう。でも「誰がその仕組みをコントロールしているか」を先に問うべきだと、今回の記事を読んで改めて思った。自分の会社のリード獲得・採用・カスタマーサクセスのそれぞれで、コントロールを持っているチャネルとそうでないチャネルを一度整理してみるつもりだ。