Google I/O 2026 を受けてタイムラインが賑やかだった。
Search Agents とか Generative UI in Search とか、聞いたことないキーワードが一気に増えた。
とりあえず記事を読んでみたら、思ったより深い話だった。
25年ぶりに検索ボックスが変わるらしい
まず驚いたのが、検索ボックスが 25 年ぶりに刷新されるというところだ。
テキストだけじゃなく、画像・音声・ファイルのマルチモーダル入力に対応する「intelligent Search box」になるらしい。
それ自体はまあそうなるよね、という感じだけど、問題は AI mode に Gemini 3.5 が積まれること。
MAU が 10 億人超えの AI mode をそのまま最新モデルに切り替えるとは、Googleのインフラ規模えぐいとしか言いようがない。
もう一個気になったのが Search Agents だ。
ユーザーが「この条件を満たす情報が出たら教えて」と設定しておくと、エージェントが Web・SNS・フォーラムを自動監視して、ヒットしたらプッシュ通知してくれる。
自分の仕事に引きつけると、「特定の OSS に脆弱性が出たら即通知」みたいなユースケースで使えそうだ。
今は GitHub の Dependabot と RSS リーダーを組み合わせて対応しているけど、Search Agents がそのへんを根こそぎ代替してくるかもしれない。
Generative UI in Search が個人開発にも刺さる
一番テンション上がったのが Generative UI in Search という機能だ。
検索結果の上にミニアプリを自動生成してくれる、らしい。
バックエンドは Anti-Gravity というエージェントプラットフォームで、Gemini 3.5 Flash のコーディング機能を使って UI を構築するという。
正直、最初読んだとき「それ自分のプロダクトを検索結果の上に置かれたら普通にやばい」と思った。
たとえば旅行の日程調整ミニアプリが検索結果に出てきたら、ユーザーは自分のサービスを開かずにそこで完結してしまう。
SEO どうこうのレベルじゃなくて、サービスのエントリーポイント設計から見直しが必要になる話だ。
彼女と先週話していたとき、「最近 Google で調べても広告ばっかだよね」と言ってた。
ユーザー目線ではむしろ Generative UI みたいな形のほうが嬉しいのかもしれない。
だとすると、エンジニアとしては「検索経由のトラフィックをどう設計し直すか」が切実な問いになる。
自分のコードのどこを直すか
現状の自分のプロダクトを確認してみた。
OGP・structured data・sitemap の整備が甘いページが複数ある。
具体的には以下あたりが放置されている。
- article ページに schema.org の Article マークアップなし
- 動的ページの meta description が空のまま
- sitemap の lastmod が更新されていない
Generative UI in Search がどの粒度でコンテンツを読み取るかはまだわからない。
だけど Gemini が検索結果を構造化するなら、マークアップが整っているほうが有利に決まっている。
とりあえず直せるところから直す。
# structured data のバリデーションを手元で走らせる例
npx schema-dts-gen --url https://example.com/article/1Search Agents についても、自分でも似たような監視ロジックを書いたことがある。
Webhook と cron で組んだ簡易クローラーだ。
Search Agents が一般公開されたとき、そのコードは完全に用途を失うかもしれない。
それはそれで「ちゃんと問題を解決できていた証拠」として受け取ることにした。
キャリアの文脈では、LLM エージェントの設計力が今後もっと差になってくると感じる。
Search Agents が一般化した世界でも、エージェントに何をさせるかを設計できる人間の価値は落ちない。
プロダクトのエントリーポイントが変わるなら、それに合わせた API 設計・Webhook 設計を考えておくのが先手だ。
まず今週中に structured data を入れ直す。
そこから先は、Search Agents の公開を待ちながら自分なりのユースケースを試すつもりだ。