Bambu Labの話を読んで、最初は「3Dプリンターの話か」とスルーしかけた。でも読み進めるうちに、なんか他人事じゃなくなってきた。
Bambuはオープンソースのコードに依存して製品を作りながら、ユーザーが自分のプリンターを自分で制御する方法を公開したら、それを削除するよう求めた。開発者のPaweł Jarczakにリプライじゃなくてダイレクトメッセージで。その静かな圧力が、結果的にLouis Rossmannの「1万ドル出して戦う」宣言や、GamersNexusの15万ドル分のBambu購入計画の撤回まで引き起こした。要はユーザーと作り手の間の「誰がこのツールを支配するか」問題だ。
これって、Midjourney使ってるときの自分の感覚にすごく似てる。最初は「背景のテクスチャ出すのに便利」くらいのつもりで使い始めた。ただ、気づいたら提案フェーズでもラフ案をMidjourneyで作るようになって、クライアントに見せると「これでいいじゃないですか」ってなる。
正直、そこで毎回ちょっと怖くなる。私がやったことって、プロンプトを書いただけじゃないか、って。ロゴのコンセプトを言語化して、それをツールに食わせて、出てきたものを選ぶ。選ぶセンスはある。でも手は動いてない。活版印刷で版を彫るときのあの感覚が、そこには全然ない。
Bambuの話でいちばん刺さったのは、「オープンソースの恩恵を受けながら、ユーザーのコントロールは奪う」という矛盾だ。私の場合も似た構造がある。AIツールのおかげで仕事は速くなってる。でも、そのツールがある日「このプロンプトは使えません」「この用途には対応しません」って言い始めたら、自分の仕事フローが丸ごと人質になる。
Adobe Fireflyは商用利用が明確にクリアされてるから、クライアント案件では安心して使える。その点はMidjourneyより信頼してる。でも、Adobeだって突然利用規約を変えることはある。Bambuがやったことと本質的には同じだ。会社がツールを握っている以上、ユーザーはいつも「お客さん」でしかない。
パートナーに「それって結局、Adobeに使われてるんじゃないの」って言われたことがある。少し反論したけど、完全には否定できなかった。依存してる、たしかに。
迷うのは、じゃあどうすればいいのかってこと。AIを使わないと、スピードでもコストでも競合に負ける。5年前に独立したとき、ロゴ1案に3日かけてたのが、今は半日でクライアントに見せられる。その速さは武器だ。ただ、何かを失ってる感じも消えない。
Bambuのユーザーたちが声を上げたのは、「自分のプリンターなのに、自分でコントロールできない」という怒りからだ。私がたまに感じる「自分のデザインなのに、なんか違う」というもやもやと、根っこが同じな気がする。
これを守れば「自分が消える」感覚は薄れる、と今のところは思ってやってる。ただ、Bambuの件みたいに、ツール側が急にルールを変えたとき、自分はどこに立てるのか。そこだけは、まだ答えが出ていない。
Bambuはオープンソースのコードに依存して製品を作りながら、ユーザーが自分のプリンターを自分で制御する方法を公開したら、それを削除するよう求めた。開発者のPaweł Jarczakにリプライじゃなくてダイレクトメッセージで。その静かな圧力が、結果的にLouis Rossmannの「1万ドル出して戦う」宣言や、GamersNexusの15万ドル分のBambu購入計画の撤回まで引き起こした。要はユーザーと作り手の間の「誰がこのツールを支配するか」問題だ。
ツールを使うほど、ツールに飲み込まれる
これって、Midjourney使ってるときの自分の感覚にすごく似てる。最初は「背景のテクスチャ出すのに便利」くらいのつもりで使い始めた。ただ、気づいたら提案フェーズでもラフ案をMidjourneyで作るようになって、クライアントに見せると「これでいいじゃないですか」ってなる。
正直、そこで毎回ちょっと怖くなる。私がやったことって、プロンプトを書いただけじゃないか、って。ロゴのコンセプトを言語化して、それをツールに食わせて、出てきたものを選ぶ。選ぶセンスはある。でも手は動いてない。活版印刷で版を彫るときのあの感覚が、そこには全然ない。
Bambuの話でいちばん刺さったのは、「オープンソースの恩恵を受けながら、ユーザーのコントロールは奪う」という矛盾だ。私の場合も似た構造がある。AIツールのおかげで仕事は速くなってる。でも、そのツールがある日「このプロンプトは使えません」「この用途には対応しません」って言い始めたら、自分の仕事フローが丸ごと人質になる。
依存と自律のあいだで、どこに立つか
Adobe Fireflyは商用利用が明確にクリアされてるから、クライアント案件では安心して使える。その点はMidjourneyより信頼してる。でも、Adobeだって突然利用規約を変えることはある。Bambuがやったことと本質的には同じだ。会社がツールを握っている以上、ユーザーはいつも「お客さん」でしかない。
パートナーに「それって結局、Adobeに使われてるんじゃないの」って言われたことがある。少し反論したけど、完全には否定できなかった。依存してる、たしかに。
迷うのは、じゃあどうすればいいのかってこと。AIを使わないと、スピードでもコストでも競合に負ける。5年前に独立したとき、ロゴ1案に3日かけてたのが、今は半日でクライアントに見せられる。その速さは武器だ。ただ、何かを失ってる感じも消えない。
Bambuのユーザーたちが声を上げたのは、「自分のプリンターなのに、自分でコントロールできない」という怒りからだ。私がたまに感じる「自分のデザインなのに、なんか違う」というもやもやと、根っこが同じな気がする。
- コンセプト設計と言語化は自分でやる
- ツールへの入力(プロンプト)に自分の審美眼を入れる
- 最終的な選択と調整は手を動かす
これを守れば「自分が消える」感覚は薄れる、と今のところは思ってやってる。ただ、Bambuの件みたいに、ツール側が急にルールを変えたとき、自分はどこに立てるのか。そこだけは、まだ答えが出ていない。