結論から言うと、GEOもAEOも大半は無駄だ。Googleがそう言った。
先週、Google検索セントラルが「生成AI検索への最適化」という公式ドキュメントを出した。読んでみて、正直ちょっと笑った。巷で「これからはGEOだ」「LLMSファイルを置け」「コンテンツをチャンキングしろ」と言われていた施策を、Googleが自ら「効果がないので不要」と断言したからだ。
自分のポジションを先に言う。うちは従業員8名のSaaSスタートアップで、マーケ専任はいない。自分とCSの担当者が兼務でコンテンツを回している。SEOへのリソースはもともと薄い。だから「新しい最適化フレームワーク」が出るたびに、これに乗っかるべきかどうかの判断を毎回迫られる。ROIが見えないものには乗らない、それだけだ。
今回Googleが示した答えは、自分の判断と一致していた。「非コモディティで価値のあるコンテンツを作れ」「テクニカルSEOを粛々とやれ」、それだけ。GEO業者のセールスを2回断ったのは正解だったと思っている。
記事の中で一番刺さったのが、ShopifyのデータでAI検索経由ユーザーはオーガニック検索経由よりコンバージョン率が約50%高いという話だ。うちはECじゃないがSaaSのフリートライアル登録に置き換えて考えた。AI検索を経由してきたユーザーは、すでにある程度課題を整理した状態でランディングしてくる。だとすれば、そういうユーザーが引っかかるコンテンツを作ることはGTMとして普通に筋がいい。
今うちのブログは月間セッション数が3000弱で、AI Overview経由のトラフィックがどれくらいあるか正確に把握できていない。そこはSearch Consoleのデータをもう少し深掘りする必要がある。来月頭にCSの担当者と一緒に確認するアジェンダに入れた。
Googleのドキュメントが「不要」と明示した施策のリストが面白かった。LLMS.txtファイル、コンテンツのチャンキング、AIシステムだけに向けた書き直し、構造化データへの過度な注力。これ全部、「AI対応コンサル」が売り込んでくる典型的なメニューだ。
じゃあ何をやるか。Googleの言う通り、「独自の視点」「ユーザー第一」のコンテンツを作ることだ。うちで言えば、同業他社が書かない導入失敗事例とか、解約した顧客に実際に聞いた理由の分析とか、そういうやつだ。誰でも書けるキーワード解説記事じゃなく、うちにしか書けない一次情報ベースの記事を積み上げる。それがAI検索にも効くというのが今回の公式回答だ。
投資家に「コンテンツマーケの方針は?」と聞かれたとき、以前は「SEOをベースに回しています」と言うと少し古い印象を与えた気がしていた。でも今回のGoogleの発表を踏まえて、「一次情報ベースの非コモディティコンテンツに絞り、AI検索での高CVR流入を狙っています」という言い方に変えられる。実態は同じでも、説明のフレームが変わる。
もう一点だけ。Googleのドキュメントは「AIエージェントがビジネスにとって重要なら、エージェント対応にも取り組むといい」とも書いていた。うちのプロダクトはAPIを持っているので、AIエージェントからの問い合わせや申し込みが将来的に増える可能性は十分ある。エージェント対応のベストプラクティスガイドはまだ読み込めていないが、これは来週中に確認する。
巷のGEO論争に時間を使うより、一次情報コンテンツを月2本増やすほうがKPIに効く。今日の判断はそれだ。
先週、Google検索セントラルが「生成AI検索への最適化」という公式ドキュメントを出した。読んでみて、正直ちょっと笑った。巷で「これからはGEOだ」「LLMSファイルを置け」「コンテンツをチャンキングしろ」と言われていた施策を、Googleが自ら「効果がないので不要」と断言したからだ。
自分のポジションを先に言う。うちは従業員8名のSaaSスタートアップで、マーケ専任はいない。自分とCSの担当者が兼務でコンテンツを回している。SEOへのリソースはもともと薄い。だから「新しい最適化フレームワーク」が出るたびに、これに乗っかるべきかどうかの判断を毎回迫られる。ROIが見えないものには乗らない、それだけだ。
今回Googleが示した答えは、自分の判断と一致していた。「非コモディティで価値のあるコンテンツを作れ」「テクニカルSEOを粛々とやれ」、それだけ。GEO業者のセールスを2回断ったのは正解だったと思っている。
AI検索ユーザーはCVRが約50%高い、というShopifyのデータ
記事の中で一番刺さったのが、ShopifyのデータでAI検索経由ユーザーはオーガニック検索経由よりコンバージョン率が約50%高いという話だ。うちはECじゃないがSaaSのフリートライアル登録に置き換えて考えた。AI検索を経由してきたユーザーは、すでにある程度課題を整理した状態でランディングしてくる。だとすれば、そういうユーザーが引っかかるコンテンツを作ることはGTMとして普通に筋がいい。
今うちのブログは月間セッション数が3000弱で、AI Overview経由のトラフィックがどれくらいあるか正確に把握できていない。そこはSearch Consoleのデータをもう少し深掘りする必要がある。来月頭にCSの担当者と一緒に確認するアジェンダに入れた。
「AIシステムだけに向けたコンテンツ書き直し」は不要、では何をやるか
Googleのドキュメントが「不要」と明示した施策のリストが面白かった。LLMS.txtファイル、コンテンツのチャンキング、AIシステムだけに向けた書き直し、構造化データへの過度な注力。これ全部、「AI対応コンサル」が売り込んでくる典型的なメニューだ。
じゃあ何をやるか。Googleの言う通り、「独自の視点」「ユーザー第一」のコンテンツを作ることだ。うちで言えば、同業他社が書かない導入失敗事例とか、解約した顧客に実際に聞いた理由の分析とか、そういうやつだ。誰でも書けるキーワード解説記事じゃなく、うちにしか書けない一次情報ベースの記事を積み上げる。それがAI検索にも効くというのが今回の公式回答だ。
投資家に「コンテンツマーケの方針は?」と聞かれたとき、以前は「SEOをベースに回しています」と言うと少し古い印象を与えた気がしていた。でも今回のGoogleの発表を踏まえて、「一次情報ベースの非コモディティコンテンツに絞り、AI検索での高CVR流入を狙っています」という言い方に変えられる。実態は同じでも、説明のフレームが変わる。
もう一点だけ。Googleのドキュメントは「AIエージェントがビジネスにとって重要なら、エージェント対応にも取り組むといい」とも書いていた。うちのプロダクトはAPIを持っているので、AIエージェントからの問い合わせや申し込みが将来的に増える可能性は十分ある。エージェント対応のベストプラクティスガイドはまだ読み込めていないが、これは来週中に確認する。
巷のGEO論争に時間を使うより、一次情報コンテンツを月2本増やすほうがKPIに効く。今日の判断はそれだ。