AIが接続エラーを自動でリトライ、うちの店のシフトに似てる

中村 恵
中村 恵 40代・ 飲食業・経営者
先日、スタッフのひとりがスマホ画面を見せてくれた。GitHubというサービスの、LangChainというライブラリのリリースノートだった。正直、最初は何が書いてあるかさっぱりだった。

でも、そのスタッフが「APIConnectionError が出たとき、自動で2回までリトライするようにした、っていう修正です」と説明してくれた瞬間、なんかわかった気がした。エラーが起きたら、諦めずにもう一回やってみる仕組みを作った、ということだ。

「もう一回やってみる」、これ現場でも毎日やってる



うちの3店舗、スタッフは25名でそのうちアルバイトが20名いる。毎週シフトを組むたびに、連絡がつかない子がいたり、急な欠勤が入ったりする。そのたびに私は電話して、LINEして、「もう一回連絡してみよう」を繰り返している。

システムが接続できなかったとき自動で2回リトライする、というのは、まさにあの感覚だ。だって諦めてしまったら、その日のシフトが回らない。お客さんに迷惑がかかる。だから何度でも確認する。

今回のアップデートで `max_retries=2` がデフォルト値になった、という話も面白かった。デフォルト、つまり何も設定しなくてもそうなる、ということだ。私で言えば「欠勤連絡が来たら自動的にサブの子に声がかかる仕組み」を最初から作っておく感覚に近い。そういう「仕組みで回す」発想、飲食の現場にも絶対必要だとずっと思っていた。

ミスが起きる前提で設計するって、むしろ優しい



先月、仕込みの発注ミスで食材が余って3万円近くロスを出した。あのとき、チェックの仕組みがもう一段あれば防げたかもしれない。AIのリトライ設計を見て、改めてそう感じた。

「エラーが起きるのは前提で、そのあとどうするかを決めておく」という考え方だ。完璧に動くことより、失敗したときの次の手が用意されていること。これ、飲食業に当てはまる話だと思う。

うちのインスタ運用も同じで、投稿が反応ゼロのときがある。


  • 写真の明るさを変えてリポスト

  • キャプションを書き直して翌日再投稿

  • 別の時間帯に同じ内容を出してみる



これも一種のリトライだ。一回失敗しても自動でもう一回試す、という発想は、なにも技術の話だけじゃない。

子どもに「宿題やったの?」と聞いて返事がなかったら、夕飯前にもう一回聞く。あれだってリトライだし、夫への「ゴミ出しお願い」も毎朝2回言っている。人間も結局そうやって動いている。

現場に引き込んで考えると、急に身近になる



システムのリリースノートなんて、普通は自分には関係ない話だと思って素通りしてしまう。でも、あの「接続エラーが起きたら2回リトライ」という一言は、現場の感覚にぴったりはまった。

スタッフが「これ読んでみてください」と持ってきてくれた理由も、なんとなくわかった。うちの店のシフト管理や発注チェックをもう少しAIに手伝わせることを、そのスタッフはずっと提案したかったんだと思う。接続が不安定でも自動で粘る、そういうAIのしぶとさが、うちの現場にも合う気がしている。

まず来月、シフト調整のリマインド通知を自動化できるか、そのスタッフに一緒に試してもらう約束をした。うまくいかなくても、2回はやってみようと思っている。

無料相談受付中

AI開発・DX推進についてお気軽にご相談ください。オンライン30分から。

無料相談を申し込む