先週、息子がスマホで何か調べてたんで覗いたら、ChatGPTに向かって話しかけてた。「〇〇という金属部品メーカーについて教えて」みたいなことを打ち込んでるのを見て、正直ドキっとした。
うちみたいな従業員20名の小さな製造屋が、AIにどう映ってるんだろうと。それが今回のきっかけだ。
ホームページって、誰が読んでるんだと思ってた
ぶっちゃけ、うちのホームページはほとんど気にしてなかった。取引先はほぼ紹介か長年のつき合いだし、新規がネットから来ることは少ない。営業的に困ったことはない。だからサイトは「あればいい」くらいの感覚だった。
読んだ記事で気になったのは、LLMのクローラーがrobots.txtを無視して動いているという話だ。これは要するに、「入ってくるなよ」と書いてあっても入ってくるということだ。うちのサイトに何が書いてあるかを、AIが勝手に読んで、勝手に理解して、誰かに伝える可能性がある。
それだけじゃない。記事では「JavaScriptで生成されたコンテンツはAIクローラーに見えないことがある」とも書いてあった。つまり、見えてると思ってたものが見えてないかもしれない。AIには「中身のないページ」に映ってる可能性がある。
うちのサイト、外注した業者に作ってもらったのが8年前だ。当時はスマホ対応が最優先で、JavaScriptもふんだんに使ってると言ってた。今どういう状態になってるか、正直わからない。困ったもんだ。
AIが「うちの会社」を間違えて覚えてたら
ここが一番ぞっとした部分だ。記事では「ブランドがAIに誤って伝わらないように予防策を講じよう」という結論が書いてあった。
誤って伝わる、というのはどういうことか。たとえばの話、うちは自動車メーカーへの納入実績があって、精度管理に自信がある。でもサイト上でその情報が適切に構造化されていなければ、AIは拾えない。もしくは別の会社の情報と混同する。
先月、新しい問い合わせが1件あった。担当者が「御社のことをAIで調べて興味を持った」と言ってた。あのとき深く考えなかったけど、AIが伝えた「うちの会社像」は正確だったのか。今となっては気になる。
記事には「ジョハリの窓」というフレームワークが出てきた。ブランドの見え方を四象限に分類するやつだ。「自分は伝えているつもりでも、顧客には届いていない領域がある」という話で、これはAIに限らず刺さった。
取引先の購買担当者が若い世代に替わってきている。以前は電話一本で話が通じたけど、最近は「一度調べてみます」という返事が増えた。調べるというのは、ネットでもAIでも同じことだ。
うちの規模でできることを考えてみた
技術的な話は正直よくわからない。サーバーサイドレンダリングとか動的レンダリングとか言われても、何のことやら、だ。
ただ、記事に書いてあった方法の中で「LLMに直接聞く」というのは自分でもできそうだと思った。ChatGPTやGeminiに「うちの会社名」を入力して、何が返ってくるか確認する。それだけで今の状態がわかる。息子に手伝ってもらって、今週中にやってみようと思う。
もう一つ、サイトの制作業者に連絡を取るつもりだ。8年前から顔なじみのところだから、「AIが正確に読めてるか確認してほしい」と頼めば動いてくれるはずだ。費用がいくらかかるかはわからないけど、放置して変な情報が広まるよりはマシだ。
原材料費が上がって、利益を絞り出すのに必死な時期に、こんな話まで頭を使うのかと思うと気が重い。でも、うちの会社の評判はうちが守るしかない。AIが間違った情報を広める前に、一回ちゃんと確認しておく価値はある。
息子には「お前がChatGPTで何かやりたいなら、まず会社の名前で検索して父ちゃんに教えてくれ」と言っておいた。