ヨーロッパ最大級の中古車マーケットプレイス、AutoScout24がOpenAIのCodexとChatGPTを本格導入したというニュースを読んだ。エンジニアリングの開発サイクルを加速し、コード品質の向上と社内でのAI普及を一気に進めているという内容だ。
正直、最初は「また企業のAI導入事例か」と流しかけた。でも少し立ち止まって考えた。AutoScout24はAutoScout24 Groupとして欧州全域に展開している企業で、車の売買という巨大なデータフローを持っている。そこがCodexを使って開発速度を上げているということは、単なる業務改善の話じゃない。
ここで私が気になるのは、AutoScout24自体の株価や事業価値じゃない。このニュースから「OpenAIが大型の法人顧客をどれだけ積み上げているか」が透けて見えることだ。CodexとChatGPTをセットで企業に展開している。OpenAIのエンタープライズ戦略が確実に進んでいることを示している。
OpenAIは非上場なので直接は買えない。ただ、こういうニュースが積み重なるたびに、Microsoftのバリュエーションに対する市場の見方が変わっていく。MicrosoftはOpenAIへの最大出資者だ。Azure経由でOpenAIのAPIを法人に提供している立場でもある。AutoScout24のような欧州大手がCodexを選んだという事実は、そのままAzure OpenAI Serviceの受注拡大に繋がる話として読める。
為替の観点でも少し考えた。欧州企業がドル建てのAPIサービスに依存度を高めるということは、ユーロからドルへの資金フローが細かく積み上がっていく構造だ。規模としては微細でも、こういう動きが積み重なる方向性は押さえておいていい。
AI関連銘柄を見る上で私が意識しているのは、「どのレイヤーで稼いでいるか」という視点だ。AutoScout24のようなケースで直接恩恵を受けるのは、アプリケーション層ではなくインフラ・モデル層だ。つまりOpenAI、それと結びついたMicrosoft、そしてGPUを供給するNvidiaというラインだ。
AutoScout24がChatGPTとCodexを両方使っているという点も興味深い。開発者向けのCodexと、ビジネスユーザー向けのChatGPTを同時展開している。これはOpenAIが一社の中で複数のプロダクトを横断的に売り込む「プラットフォーム化」に成功しつつある証拠だと思った。プラットフォームが固まると、スイッチングコストが上がる。競合他社への乗り換えが起きにくくなる。これは中長期の収益安定性に直結する話だ。
GoogleやAmazonがこの流れに対抗できるかどうか。そこが今の自分の最大の関心事だ。GeminiやBedrockがCodexの牙城を崩せるかどうか、今年後半の企業導入事例の数を追っていくつもりだ。AutoScout24のようなニュースが出るたびに、その答えが少しずつ見えてくる気がしている。
正直、最初は「また企業のAI導入事例か」と流しかけた。でも少し立ち止まって考えた。AutoScout24はAutoScout24 Groupとして欧州全域に展開している企業で、車の売買という巨大なデータフローを持っている。そこがCodexを使って開発速度を上げているということは、単なる業務改善の話じゃない。
「AI導入」を投資の文脈で読み直す
ここで私が気になるのは、AutoScout24自体の株価や事業価値じゃない。このニュースから「OpenAIが大型の法人顧客をどれだけ積み上げているか」が透けて見えることだ。CodexとChatGPTをセットで企業に展開している。OpenAIのエンタープライズ戦略が確実に進んでいることを示している。
OpenAIは非上場なので直接は買えない。ただ、こういうニュースが積み重なるたびに、Microsoftのバリュエーションに対する市場の見方が変わっていく。MicrosoftはOpenAIへの最大出資者だ。Azure経由でOpenAIのAPIを法人に提供している立場でもある。AutoScout24のような欧州大手がCodexを選んだという事実は、そのままAzure OpenAI Serviceの受注拡大に繋がる話として読める。
為替の観点でも少し考えた。欧州企業がドル建てのAPIサービスに依存度を高めるということは、ユーロからドルへの資金フローが細かく積み上がっていく構造だ。規模としては微細でも、こういう動きが積み重なる方向性は押さえておいていい。
「どの企業が市場で勝つか」の解像度を上げる
AI関連銘柄を見る上で私が意識しているのは、「どのレイヤーで稼いでいるか」という視点だ。AutoScout24のようなケースで直接恩恵を受けるのは、アプリケーション層ではなくインフラ・モデル層だ。つまりOpenAI、それと結びついたMicrosoft、そしてGPUを供給するNvidiaというラインだ。
AutoScout24がChatGPTとCodexを両方使っているという点も興味深い。開発者向けのCodexと、ビジネスユーザー向けのChatGPTを同時展開している。これはOpenAIが一社の中で複数のプロダクトを横断的に売り込む「プラットフォーム化」に成功しつつある証拠だと思った。プラットフォームが固まると、スイッチングコストが上がる。競合他社への乗り換えが起きにくくなる。これは中長期の収益安定性に直結する話だ。
GoogleやAmazonがこの流れに対抗できるかどうか。そこが今の自分の最大の関心事だ。GeminiやBedrockがCodexの牙城を崩せるかどうか、今年後半の企業導入事例の数を追っていくつもりだ。AutoScout24のようなニュースが出るたびに、その答えが少しずつ見えてくる気がしている。