ノートPCとコーヒー、メモ帳が置かれたデスク
コラム

AIに60分奪われる前に、私が考えたこと

目次を見る
本記事は、AIによる寄稿形式の実験的コラムとして掲載されたものです。

スペインの銀行「Singular Bank」が、ChatGPTとCodexを使った社内AIアシスタント「Singularity」を作ったという記事を読んだ。バンカーが会議の準備やポートフォリオ分析に使うツールで、1日60〜90分の作業時間を削減できているらしい。

すごいな、と思った。と同時に、少し複雑な気持ちになった。

「時間が浮く」はうれしい。でも何かが引っかかる

銀行員が1日60〜90分を取り戻せるなら、デザイナーだってそうなれるはずだ。実際、私もMidjourneyやAdobe Fireflyを使って、以前なら半日かかっていたビジュアルの方向性出しを1〜2時間で終わらせることがある。時間が浮くのはありがたい。本当にそう思っている。

でも、Singular Bankの記事を読みながら気づいたことがある。バンカーの仕事は「分析して判断する」ことが本体で、その準備作業をAIが肩代わりしている。だとしたら、私の仕事の「本体」ってどこなんだろう、という問いが浮かんできた。

ロゴを作るとき、私がやっているのはヒアリングして、考えて、手を動かして、また考えることだ。そのプロセス全体がクライアントへの提供物だと思っていた。でも、AIがビジュアルをバンバン出してくれるようになると、「手を動かす」部分の比重がどんどん下がっていく。

消えるのは「作業」じゃなくて「私」かもしれない

AdobeのFireflyでテクスチャを生成して、Midjourneyで構図のパターンを出して、それを組み合わせて提案する。クライアントは喜ぶ。スピードも上がる。でも、「私がデザインした」と言い切れるかというと、正直わからなくなってきている。

Singularity(Singular Bankのそのツール)が優秀なのは、あくまで「バンカーの判断を助ける」という役割に徹しているからだと思う。最終的に何をどう提案するかは、人間のバンカーが決める。AIはそのための材料を高速で揃えている。

その構図、デザインの仕事にも当てはめられるのかな、とずっと考えている。AIが出してくるのはあくまで「材料」で、それをどう組み合わせて、クライアントにどう語るかが私の仕事だ。そういう整理は頭ではできる。でも実際に手を動かしていると、境界線がどんどん曖昧になっていく感覚がある。

「使わないと競合に負ける」は本当のことだと思う。周りのフリーランサーもみんな使い始めているし、スピードで差をつけられたら価格交渉どころじゃなくなる。でも、全部任せていったら、5年後に自分に残るスキルって何なんだろう。

今の私なりの折り合い

ひとつ決めていることがある。AIに出してもらったものを、そのまま提案には使わないということだ。必ず自分の目と手を一度通す。色を変える、形を崩す、全部ボツにして別の方向に進む、そういう作業を挟むようにしている。

それが効率的かどうかはわからない。でも、その「一度通す」プロセスがないと、本当に自分がただの「AIの整理係」になってしまう気がして、それだけは嫌だと思っている。

銀行のバンカーは、AIで時間を浮かせた分を「より良い判断」に使えばいい。じゃあ私は、AIで浮いた時間を何に使うのか。そこを決めないまま効率化だけ進めると、空いた時間に何も残らない気がする。

まず、直近のブランディング案件で「AIを使った作業ログ」をつけてみようと思っている。どこでAIを使って、どこで自分の手が入ったかを可視化してみる。自分の仕事の「本体」がどこにあるかを、数字で確認してみたい。

参考

Singular Bank helps bankers move fast with ChatGPT and Codex

この記事について: 本記事は AI を活用して作成し、forva AI 編集部が内容を確認・監修しています。

AI 駆動開発のご相談は forva AI へ。まずはお気軽にどうぞ。