先週、同じSaaSカテゴリで戦っている別の会社のCEOから「うち、もうメール・報告書・議事録はほぼAI自動化したよ」と聞いた。正直、焦った。うちはClaudeを全面導入しているけど、使い方がまだ「個人の便利ツール止まり」だと改めて気づいた。
自分が気になったのは、競合が何を自動化しているかより、「どの業務から手をつけたか」の順番だ。リサーチをしていて参考になったのが、文書・資料作成、情報収集・リサーチ、データ分析、コード生成という分類だった。特にコード生成のところで「ExcelのマクロやVBAも自然言語で作れる」という話は刺さった。うちはエンジニア2人しかいないので、セールス担当がスプレッドシートの自動化を自分でできるようになるだけでエンジニアの工数が月単位で変わる。
8名のスタートアップCEOとして正直に言うと、「生成AIで効率化できる業務」を抽象的に語られても困る。知りたいのは「採用コスト」「セールスサイクル」「投資家向け資料作成」のどこに刺さるかだけだ。
整理すると、自分の文脈では3点が現実的だと思っている。
「作業時間の短縮で生産性が上がる」という話は当然あるが、自分が本当に評価しているのは「1人が複数の役割をカバーできる」点だ。8名の組織では、一人がメール・資料・リサーチを一日でこなせるかどうかが採用1人分のコストに直結する。
先月のデューデリジェンス面談で、生成AI活用について聞かれた。そのとき「社内の属人化を防ぎ、品質を一定に保つための仕組みとして入れている」と答えた。これは実際にそう思っているし、投資家にも刺さった言い方だった。
「流行っているから使っている」ではなく、「組織の脆弱性を補うために入れている」という切り口は、小さいチームほど説得力がある。エース1人が抜けたときに業務が止まるリスクを、AIで部分的にヘッジできる。これは資金調達の文脈でも普通に使える論点だと気づいた。
一方で、注意していることもある。競合調査や市場データを生成AIに出させるとき、数値の出所を必ず確認している。もっともらしい数字を自信満々に出してくることがあるので、そこを投資家資料にそのまま使うのは危ない。出力はあくまで「叩き台」で、最終確認は自分でやるというルールを決めている。
来週は、セールス担当にExcelマクロの自動生成を実際に試させてみるつもりだ。エンジニアに頼まず自分で解決できた体験が1回あれば、チーム全体の使い方が変わると思っている。
自分が気になったのは、競合が何を自動化しているかより、「どの業務から手をつけたか」の順番だ。リサーチをしていて参考になったのが、文書・資料作成、情報収集・リサーチ、データ分析、コード生成という分類だった。特にコード生成のところで「ExcelのマクロやVBAも自然言語で作れる」という話は刺さった。うちはエンジニア2人しかいないので、セールス担当がスプレッドシートの自動化を自分でできるようになるだけでエンジニアの工数が月単位で変わる。
採用・セールス・資金調達、どれに効くのか
8名のスタートアップCEOとして正直に言うと、「生成AIで効率化できる業務」を抽象的に語られても困る。知りたいのは「採用コスト」「セールスサイクル」「投資家向け資料作成」のどこに刺さるかだけだ。
整理すると、自分の文脈では3点が現実的だと思っている。
- 求人票・スカウトメール:ターゲット人材像を入力すれば複数パターンをすぐ出せる。属人化を防いで採用担当が変わっても品質を一定に保てる
- 競合調査レポート:業界動向を日次でまとめさせて、投資家との週次ミーティングの前に5分でキャッチアップできる形にする
- ピッチデック文章:数値と事業の方向性を与えれば、ナラティブの骨格を出してくれる。ゼロから書く時間が半分以下になる
「作業時間の短縮で生産性が上がる」という話は当然あるが、自分が本当に評価しているのは「1人が複数の役割をカバーできる」点だ。8名の組織では、一人がメール・資料・リサーチを一日でこなせるかどうかが採用1人分のコストに直結する。
投資家にどう説明したか
先月のデューデリジェンス面談で、生成AI活用について聞かれた。そのとき「社内の属人化を防ぎ、品質を一定に保つための仕組みとして入れている」と答えた。これは実際にそう思っているし、投資家にも刺さった言い方だった。
「流行っているから使っている」ではなく、「組織の脆弱性を補うために入れている」という切り口は、小さいチームほど説得力がある。エース1人が抜けたときに業務が止まるリスクを、AIで部分的にヘッジできる。これは資金調達の文脈でも普通に使える論点だと気づいた。
一方で、注意していることもある。競合調査や市場データを生成AIに出させるとき、数値の出所を必ず確認している。もっともらしい数字を自信満々に出してくることがあるので、そこを投資家資料にそのまま使うのは危ない。出力はあくまで「叩き台」で、最終確認は自分でやるというルールを決めている。
来週は、セールス担当にExcelマクロの自動生成を実際に試させてみるつもりだ。エンジニアに頼まず自分で解決できた体験が1回あれば、チーム全体の使い方が変わると思っている。