先週、同じSaaS領域で戦っている創業者仲間から「エンジニアチームにCodex入れたら開発速度が変わった」という話を聞いた。正直、最初は「またAIツールの話か」と思っていた。でも出どころがOpenAIのブログで、しかも参照先がSea Limitedというアジア最大級のテック企業だと知って、少し見方が変わった。
Sea LimitedはEコマース・ゲーム・フィンテックを東南アジアで展開する巨大企業だ。そのCPOのDavid Chenが「エンジニアリングチーム全体にCodexを展開している」と明言している。単なる実験じゃなく、全社導入という判断をした理由が気になった。
David Chenの発言の中で「AI-native software development」というフレーズが出てくる。これ、私にはかなり響いた。AIを使った開発じゃなく、AIが前提の開発体制に変えるという話だ。8人しかいない自分の会社でいえば、エンジニア2人の生産性が実質4人分になるか否かで、PMFへの速度がまるで違う。資金調達のランウェイが同じでも、開発できる機能の数が変わる。それは投資家への説明にも直結する話だ。
自分たちはClaudeを業務全面に入れているけど、開発サイドへの導入はまだ及び腰だった。理由を正直に言うと、「エンジニアが嫌がりそう」という思い込みがあった。でもSea Limitedのような組織がトップダウンで判断しているという事実は、その迷いを少し崩してくれた。
今の自分のフェーズで一番怖いのは、競合に先を越されることだ。同じ市場にいる3〜5人規模のチームが、Codexで開発速度を倍にしてきたら?そのギャップは半年で埋めようがなくなる。
Sea LimitedのようなB2C大企業の話を自社に当てはめるのは無理があるという見方もある。ただ「アジアのエンジニアリング文化にどう馴染ませるか」という観点で実験している企業のデータが出てきているという事実は、スモールチームにとっても参考になる。彼らが得た知見は、いずれ公開情報になって業界全体の標準になる。先読みするならいまだと思う。
投資家への説明も変わってくる。「AIで開発を効率化しています」という抽象的な話じゃなく、「Sea LimitedがCodexを全社展開した事例を参考に、自分たちも同じ方向に舵を切りました」と言える方が具体性がある。スタートアップがどこを参照して意思決定しているかは、投資家から見ると思想の透明性でもある。
自分が次にやろうとしているのは、まずエンジニア1人にCodexを2週間試してもらうことだ。評価軸はシンプルに「同じタスクが何時間短縮されたか」だけでいい。費用対効果が出れば全体に広げる。出なければやめる。それだけの話だと整理した。
あなたの会社では、開発速度の遅さが一番の制約になっているのはどこだろう?
Sea LimitedはEコマース・ゲーム・フィンテックを東南アジアで展開する巨大企業だ。そのCPOのDavid Chenが「エンジニアリングチーム全体にCodexを展開している」と明言している。単なる実験じゃなく、全社導入という判断をした理由が気になった。
「AI-native」という言葉が刺さった理由
David Chenの発言の中で「AI-native software development」というフレーズが出てくる。これ、私にはかなり響いた。AIを使った開発じゃなく、AIが前提の開発体制に変えるという話だ。8人しかいない自分の会社でいえば、エンジニア2人の生産性が実質4人分になるか否かで、PMFへの速度がまるで違う。資金調達のランウェイが同じでも、開発できる機能の数が変わる。それは投資家への説明にも直結する話だ。
自分たちはClaudeを業務全面に入れているけど、開発サイドへの導入はまだ及び腰だった。理由を正直に言うと、「エンジニアが嫌がりそう」という思い込みがあった。でもSea Limitedのような組織がトップダウンで判断しているという事実は、その迷いを少し崩してくれた。
競合より先に動く理由を投資家に説明できるか
今の自分のフェーズで一番怖いのは、競合に先を越されることだ。同じ市場にいる3〜5人規模のチームが、Codexで開発速度を倍にしてきたら?そのギャップは半年で埋めようがなくなる。
Sea LimitedのようなB2C大企業の話を自社に当てはめるのは無理があるという見方もある。ただ「アジアのエンジニアリング文化にどう馴染ませるか」という観点で実験している企業のデータが出てきているという事実は、スモールチームにとっても参考になる。彼らが得た知見は、いずれ公開情報になって業界全体の標準になる。先読みするならいまだと思う。
投資家への説明も変わってくる。「AIで開発を効率化しています」という抽象的な話じゃなく、「Sea LimitedがCodexを全社展開した事例を参考に、自分たちも同じ方向に舵を切りました」と言える方が具体性がある。スタートアップがどこを参照して意思決定しているかは、投資家から見ると思想の透明性でもある。
自分が次にやろうとしているのは、まずエンジニア1人にCodexを2週間試してもらうことだ。評価軸はシンプルに「同じタスクが何時間短縮されたか」だけでいい。費用対効果が出れば全体に広げる。出なければやめる。それだけの話だと整理した。
あなたの会社では、開発速度の遅さが一番の制約になっているのはどこだろう?