生成AI導入計画書の作り方、という記事を読んだ。
経営層を動かすための9項目とROI試算のテンプレ付き、という内容で、どちらかというと社内の推進担当者向けの記事だ。
自分はフリーランスなので「経営層を説得」という場面は普通ない。
でも読み進めるうちに、妙に刺さるものがあった。
記事の中に「業務時間削減率(%)の出し方」という項目がある。
工数×単価×対象者数で削減額を算出する、というROI計算式も載っていた。
これって要するに、AIが人の作業をどれだけ置き換えられるかを数値にする式だ。
読んでいて、少しだけ手が止まった。
MidjourneyもAdobe Fireflyも、正直もう無視できない。
クライアントから「AIで作れるんじゃないですか?」と言われる頻度が増えた。
価格交渉の場で、そのセリフが出てくる感覚はなかなか消耗する。
使えないと言い訳にしかならない時代が、もう来ている。
実際、ラフ案の生成やテクスチャ探しにFireflyを使い始めてから、提案のスピードは上がった。
クライアントへのヒアリング前に「こういう方向性どうですか」と見せられるものが増えた。
それ自体はありがたい変化だ。
ただ、そこで生まれた時間に自分が何をしているか、というのがずっと引っかかっている。
ROI計算式でいうと、自分の「単価」はどこで決まるのか。
デザインの実行速度が上がるなら、クライアントから見ればコストが下がるように見える。
「AIで早くなったんだから安くできますよね」という話に、どう答えるか。
導入計画書の記事では、競合導入率という指標も出てきた。
業界全体がAIを使い始めているなら、使っていること自体は差別化にならなくなる。
使いながら、何を自分の仕事にするか、を考え続けないといけない。
活版印刷が好きで続けているのは、手で作ることの不完全さが好きだからだ。
にじみ、かすれ、ズレ。そういうものがブランドになることを、自分は知っている。
AIが作れないものは、今のところそのあたりにある気がしている。
でも「活版印刷的な感触をAIで再現してください」という依頼も、もうある。
Adobe Fireflyはテクスチャの生成が得意だし、そういうプロンプトに答えてしまう。
本物の活版印刷家は、それに何を感じているのだろうと思う。
記事を読んで一番残ったのは、9項目の中の「目的・ゴール・KPI」という項目だった。
何のために導入するか、を最初に言語化しろ、という話だ。
これは組織向けの話だけど、フリーランスの自分にも同じことが言える。
私がAIツールを使う目的は何か。
速さか、量か、クオリティか、それとも自分の時間を別のことに使うためか。
ここを曖昧にしたまま使い続けると、削減した工数がただ消えていく。
「全部任せると自分が消える」というジレンマは、使い方の目的が定まっていないから生まれる気がしてきた。
AIが担う部分と、自分が絶対に手を動かす部分を、一度ちゃんと書き出してみようと思っている。
計画書とまでいかなくても、メモ1枚でいい。
あなたは、AIに渡せる仕事と渡せない仕事を、自分の言葉で説明できる?
経営層を動かすための9項目とROI試算のテンプレ付き、という内容で、どちらかというと社内の推進担当者向けの記事だ。
自分はフリーランスなので「経営層を説得」という場面は普通ない。
でも読み進めるうちに、妙に刺さるものがあった。
記事の中に「業務時間削減率(%)の出し方」という項目がある。
工数×単価×対象者数で削減額を算出する、というROI計算式も載っていた。
これって要するに、AIが人の作業をどれだけ置き換えられるかを数値にする式だ。
読んでいて、少しだけ手が止まった。
「使わないと負ける」は本当にそうだと思う
MidjourneyもAdobe Fireflyも、正直もう無視できない。
クライアントから「AIで作れるんじゃないですか?」と言われる頻度が増えた。
価格交渉の場で、そのセリフが出てくる感覚はなかなか消耗する。
使えないと言い訳にしかならない時代が、もう来ている。
実際、ラフ案の生成やテクスチャ探しにFireflyを使い始めてから、提案のスピードは上がった。
クライアントへのヒアリング前に「こういう方向性どうですか」と見せられるものが増えた。
それ自体はありがたい変化だ。
ただ、そこで生まれた時間に自分が何をしているか、というのがずっと引っかかっている。
削減した工数の先に、何が残るか
ROI計算式でいうと、自分の「単価」はどこで決まるのか。
デザインの実行速度が上がるなら、クライアントから見ればコストが下がるように見える。
「AIで早くなったんだから安くできますよね」という話に、どう答えるか。
導入計画書の記事では、競合導入率という指標も出てきた。
業界全体がAIを使い始めているなら、使っていること自体は差別化にならなくなる。
使いながら、何を自分の仕事にするか、を考え続けないといけない。
活版印刷が好きで続けているのは、手で作ることの不完全さが好きだからだ。
にじみ、かすれ、ズレ。そういうものがブランドになることを、自分は知っている。
AIが作れないものは、今のところそのあたりにある気がしている。
でも「活版印刷的な感触をAIで再現してください」という依頼も、もうある。
Adobe Fireflyはテクスチャの生成が得意だし、そういうプロンプトに答えてしまう。
本物の活版印刷家は、それに何を感じているのだろうと思う。
計画書を書く前に、自分に問うべきことがある
記事を読んで一番残ったのは、9項目の中の「目的・ゴール・KPI」という項目だった。
何のために導入するか、を最初に言語化しろ、という話だ。
これは組織向けの話だけど、フリーランスの自分にも同じことが言える。
私がAIツールを使う目的は何か。
速さか、量か、クオリティか、それとも自分の時間を別のことに使うためか。
ここを曖昧にしたまま使い続けると、削減した工数がただ消えていく。
「全部任せると自分が消える」というジレンマは、使い方の目的が定まっていないから生まれる気がしてきた。
AIが担う部分と、自分が絶対に手を動かす部分を、一度ちゃんと書き出してみようと思っている。
計画書とまでいかなくても、メモ1枚でいい。
あなたは、AIに渡せる仕事と渡せない仕事を、自分の言葉で説明できる?